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2023年8月10日木曜日

近代世界システムと植民都市,都市計画学会賞受賞に当たって,都市計画262,200608

 近代世界システムと植民都市,都市計画学会賞受賞に当たって,都市計画262,200608

植民都市計画研究のための基礎作業

布野修司

 

 研究経緯

 赴任したばかりの東洋大学で磯村英一先生(当時学長)から、いきなり「東洋における居住問題に関する理論的、実証的研究」という課題を与えられて、アジアの地を歩き始めたのは1979年初頭のことである。振り返れば、最初に向かったのがインドネシアであったことが運命であった。インドネシア、殊に、スラバヤという東部ジャワの州都には以降度々通うようになった。経緯は省かざるを得ないが、10年の研究成果を『インドネシアにおける居住環境の変容とその整備手法に関する研究---ハウジング計画論に関する方法論的考察』という論文にまとめて、学位(東京大学)を得た(1987年)。そのエッセンスを一般向けにまとめたのが『カンポンの世界』(パルコ出版,1991年)で、光栄なことに日本建築学会賞論文賞を受賞することができた(1991)

 このカンポンkampungというのが曲者であった。OED(オクスフォード英語辞典)によると、コンパウンドcompoundの語源だという。バタヴィアやマラッカの都市内居住地がカンポンと呼ばれていたことから、インドでも用いられだし、アフリカなどひろく大英帝国の植民地で使われるようになったという。大英帝国は、最大時(1930年代)、世界の陸地の1/4を支配した。英国の近代都市計画制度が世界中で多大な影響力をもった理由の大きな部分をこの事実が占める。

 インドネシアの宗主国はオランダである。オランダは、出島を通じて日本とも関係が深い。オランダ植民都市研究を思い立ったのは、インドネシア、カンポン、出島という縁に導かれてのことである。

 

 受賞論文:近代世界システムと植民都市」(京都大学学術出版会、20052月刊行)

受賞論文が対象とするのは、17世紀から18世紀にかけてオランダが世界中で建設した植民都市である。オランダ東インド会社(VOC)、西インド会社(WIC)による植民都市の中で、出島は、長崎の有力商人によって建設されたことといい、オランダ人たちの生活が、江戸参府の機会を除いて、監獄のような小さな空間に封じ込められていたことといい、唯一の例外といっていい。論文は、オランダ植民都市の空間編成を復元しながら、17世紀から18世紀にかけての、世界の都市、交易拠点のつながりと、それぞれの都市が現代の都市へ至る、その変容、転生の過程を活き活きと想起する試みである。

 まず、アフリカ、アジア、南北アメリカの各地につくられたオランダの商館、要塞など植民拠点の全てをリスト・アップした。そして、主として都市形態について類型化を試みた。さらに、臨地調査(フィールド・サーヴェイ)を行った都市を中心にいくつかの都市をとりあげ比較した。比較の視点としているのは、都市建設理念の起源と原型(モデル)、地域空間の固有性によるモデルの変容、近代化過程による転生、<支配―被支配>関係の転移による土着化過程(保全)植民都市空間の現代都市計画上の位置づけ、などである。

 オランダ植民都市を起源とする諸都市はインドネシアなどを除いて、イギリス支配下に入ることによって変容する。そして同様に19世紀末以降、産業化の波を受けてきた。また、独立以降(ポスト・コロニアル)の変容も大きい。論文は、英国植民都市計画そして近代都市計画の系譜以前に、オランダ植民都市の系譜を措定して、その原型、系譜、変容、転生の全過程を明らかにしている。

 まず広く、西欧列強の海外進出を概観(第Ⅰ章)した上で、オランダ植民地拠点の全容を明らかにした(第Ⅱ章)。続いて、植民地建設の技術的基礎となったオランダにおける都市計画および建築のあり方をまとめた上で、オランダ植民都市計画理念と手法を考察し(第Ⅲ章)、オランダ植民都市誌として各都市のモノグラフをもとに、植民都市の変容、転生、保全の様相について考察する(第Ⅳ章)構成をとっている。巻末には、詳細な植民都市関連年表、オランダ植民都市分布図をまとめている。

 

 アジアからの視点

近代植民都市研究は、基本的には<支配←→被支配><ヨーロッパ文明←→土着文化>の二つを拮抗軸とする都市の文化変容の研究である。近代植民都市は、非土着の少数者であるヨーロッパ人による土着社会の支配を本質としており、西欧化、近代化を推し進めるメディアとして機能してきた。植民都市の計画は、基本的にヨーロッパの理念、手法に基づいて行われた。西欧的な理念がどのような役割を果たしたのか、どのような摩擦軋轢を起こし、どのように受け入れられていったのか、計画理念の土着化の過程はどのようなものであったのか、さらに計画者と支配者と現地住民の関係はどのようなものであったか等々を明らかにする作業は、これまでほとんど手つかずの状況であった。本論文は、飯塚キヨ氏の『植民都市の空間形成』(1985年)以降の空白を一挙に埋め、ロバート・ホームの『植えつけられた都市 英国植民都市の形成』(布野修司+安藤正雄監訳,アジア都市建築研究会訳,Robert Home: Of Planting and Planning The making of British colonial cities、京都大学学術出版会、20017月)に呼応するアジア(日本)からの作業として位置づけることができる。

 植民都市の問題は、現代都市を考えるためにも避けては通れない。発展途上地域の大都市は様々な都市問題、住宅問題を抱えているが、その大きな要因は、植民都市としての歴史的形成にあるからである。また、西欧列強によってつくられた植民都市空間、植民都市の中核域をどうするのか、解体するのか、既に自らの伝統として継承するのか、これは、植民都市と地域社会の関係が、在地的な都市=地域関係へと発展・変容していく過程の中で現出する共通の問題でもある。具体的に、歴史的な都市核としての旧植民都市の現況記録と保全は、現下の急激な都市化、再開発が進行するなかで緊急を要する問題である。本論文は、現代都市の問題を大きな問題意識として出発しており、それぞれの都市の現況を記録することにおいて大きな意義を有している。都市問題、住宅問題の解決の方向に向かって歴史的パースペクティブを与える役割を果たし、さらに加えて、世界遺産としての植民都市の位置づけに関しても多大な貢献をなすと確信するところである。

 

アジア都市建築研究

17世紀をオランダ植民都市という切口で輪切りにしてみて、残された作業は少なくない。スペイン、ポルトガルと植民都市計画の歴史を遡行する作業ももちろんであるが、アジアからの作業として、前近代の都市計画の伝統を明らかにする必要がある。大きく、インド、イスラーム、中国の都市計画の伝統が想起されるが、ヒンドゥー都市についてその理念と変容を篤かったのが、『曼荼羅都市』(京都大学学術出版会、2006年)である。また、カトゥマンズ盆地の都市について“Stupa & Swastika”をまとめつつある(2007年出版予定)

この度の受賞は、さらなる作業のために大きな励みとなるものである。心より感謝したい。

 

アジア都市建築研究会は、布野修司を中心として1995年に発足したゆるやかな研究組織体で、20055月までで69回の研究を積み重ねて来た(研究会の内容は、http://agken.com/index.htm)。その主要な成果として、*『生きている住まいー東南アジア建築人類学』(ロクサーナ・ウオータソン著 ,布野修司(監訳)+アジア都市建築研究会、学芸出版社,19973月、*『日本当代百名建築師作品選』(布野修司+京都大学亜州都市建築研究会,中国建築工業出版社,北京,1997年 中国国家出版局優秀科技図書賞受賞 1998)、*『植えつけられた都市 英国植民都市の形成』(ロバート・ホーム著:布野修司+安藤正雄監訳,アジア都市建築研究会訳,京都大学学術出版会、2001)、*『アジア都市建築史』(布野修司+アジア都市建築研究会,昭和堂,2003年)*『世界住居誌』(布野修司編著、昭和堂、2005)などがある。

受賞論文の元になっているのは、「植民都市の起源・変容・転成・保全に関する研究」と題した共同研究(文部科学省・科学研究費助成・基盤研究(A)2)(19992001年度)・課題番号(11691078)・研究代表者(布野修司))である。布野が、報告書をもとに全体を通じて筆を加えて受賞論文の原型となる予稿をつくった。それを各執筆者に回覧し、確認を受けたものを再度布野がまとめたのが受賞論文である。共著者は、魚谷繁礼、青井哲人、R.Van Oers、松本玲子、山根周、応地利明、宇高雄志、山田協太、佐藤圭一、山本直彦である。また、共同研究参加者は、以上に加えて、安藤正雄、杉浦和子、脇田祥尚、黄蘭翔、高橋俊也、高松健一郎、佃真輔、Bambang Farid Feriant、池尻隆史他である。








2023年8月4日金曜日

図説テキスト 環境設計   建築・都市・景観  出版企画

 図説テキスト

環境設計   建築・都市・景観

 

  1 空間計画(建築環境built environmentのあり方)を主としてテーマとする。

  2 身近なコミュニティ・レベルの計画を重視する。

住居計画→コミュニティ計画→市町村計画→  →地域計画→国土計画

  3 都市計画史に関わる基本事項は盛り込む。

  4 建築家、プランナーなど実際に環境設計を実践する専門家のためのテキストを目指す。

 

・この本の位置づけ
環境系・建築系・住居系学科の入門的教科書
・この本の構図(ねらい)
「住まいからまちへ」、「まちから住まいへ」。「地球上にすむ=環境からの恩恵、環境への働きかけ」を行ったり来たり(全編に通底するテーマとして意識する)。
・この本の執筆態度
 学問的到達をそのまま解説するのでなく、上記のテーマに照らしながらかみ砕いて説明したい。わたしたち(建築系学科で学び、将来何らかのかたちで建築(=環境)をつくる(担う)人たちがどう考えらよいかを中心に置いて解説する。
・目的
 環境を考える。環境と建築の基礎知識を蓄える。空間意識を育てる。具体的に(観念的ではなく、モノに即して)順序立てて考える。 
・表現の特徴
 わかりやすく文科系高校生の上級生でも分かる表現とする
 パワーポイントとキーフレーズで読み解く。=半分がパワーポイントの図、半分が文章。
パワーポイント  内容の流れを模式的に図示する
         内容のしくみを図示する
 なまの資料・写真も可。
・判型・分量
B5
判 本文160頁+付録など 最大180頁 
   1齣8頁 20齣以内として   本文(8×20頁)=160頁
     
1頁の文字数、文字と図のバランスなどレイアウトについてはもう少し検討させてください
・構成

 目次の作成と原稿の作成(従来とは違う原稿作成の順序)
 目次作成の段階でその章の意識が伝わるフレーズで展開する。
パワーポイントの図を作成(スケッチ)する
文章は図の詳しいキャプションといった意識で解説する。見出し、中見出しを多用する。
例えば、
1.環境設計の系譜 
ひとびとはどのような環境で暮らしてきたか、環境にどのように働きかけたか、どのように恩恵を受けてきたか、「建築家」(=建築に携わった人々)がどのような役割を担ってきたか。その行為と学問的(科学的)蓄積。

 2.環境技術の系譜
1章で扱ったことの学問的、技術的蓄積 技術と記述

 3.環境計画理論の系譜
理論だけを縦系列で追うのでなくて、時代の空気とつくりだしたものその理論の展開、つくり手の立場を解説。

執筆者=教科書採用者で最低300部(10年)を基礎票とする。

 


 

目次

序章 環境設計の世界        (布野修司)    

0.1 作品としての環境

0.2 環境という概念 

0.3  

0.4 

0.5 

0.6 環境問題の諸相

0.7 環境設計と環境科学

0.8 本書の構成

 

 

第Ⅰ部 環境設計の系譜

 

1章 ヴァナキュラー建築の世界(布野修司)

1.1       建築家なしの建築

1.2       環境と建築

1.3       建築の形態

1.4       建築の空間

1.5       建築の構造

1.6       建築の設備

1.7       建築のディテール

1.8       建築の生産

 

2章 環境技術(建築理論)の系譜・・・建築書の伝統・・・青井哲人(人間環境大学)

2.1    ヴィトルウィスの『建築十書』

2.2    ルネサンスの建築理論

2.3    マーナサーラ・ヴァストゥーシャストラ

2.4    アスタ・コサラ・コサリ

2.5    営造方式

2.6    匠明

2.7    木割書の世界

2.8    家相の世界

 

3章 環境(都市)計画理論の系譜(布野修司)

3.1    都市計画の諸類型

3.2    ヒッポダミック・プラン―――グリッド都市

3.3    ペルガモン・スタイル―――記念碑都市

3.4    都市とコスモロジ-―――宇宙論的都市

3.5    ダイアグラムとしての都市―――幾何学的都市

3.6    劇場都市―――スキノギラフィック・デザイン

3.7    イスラームの都市原理―――有機的都市

3.8    ユートピアの終焉と都市計画・・・自動車と超高層(調整)

 

4章 近代都市計画の手法

佐藤圭一(尚絅大学)

 手法ということで再構成すること

4.1 近代都市計画の成立
4.2
 産業社会の都市問題
4.3
 空想的社会主義と都市計画 オーエン、フーリエ、サンシモン
4.4
 田園都市の思想と展開
4.5
 線形都市論
4.6
 工業都市
4.7
 近代建築運動と都市計画
4.8
 ユートピアの崩壊(調整)

 

5章 コミュニティ計画の系譜(田中麻里(群馬大学))日本に焦点を?

1 住宅地の計画
住宅地計画前史 明治八幡製鉄所官舎群、大正、1919年都市計画法、私鉄郊外住宅地、昭和、戦後 住宅地の主要な開発方式一団地住宅施設経営事業 新住宅市街地開発法、土地区画整理事業

2 住宅都市の計画 
 
ニュータウン 近隣住区、ラドバーン等住宅計画理論とデザイン技法の実践
 3 地域性を考慮した計画
 ネイバーフッドセオリー アドボカシープランニング パタンランゲージ 地域住宅計画HOPE 富山八尾町
 4 都市組織と都市住宅
 
1968新都市計画法の制定以後の事業の多様化
都市再開発法、大都市地域における住宅地等の供給促進に関する特別措置法
ヒルサイドテラス コーポラティブ住宅

 居住環境整備
 
住環境政策の系譜 不良住宅密集地区の改良事業、住宅地区改良事業制度、小集落地区改良事業


 

第Ⅱ部 環境設計の基盤 法・経済・社会

 

6章 環境法と環境倫理(土屋正春(滋賀県立大学))

   6.1

   6.2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7章 環境経済論  (仁連孝昭(滋賀県立大学))

EMS ISO エコ・ヴィレッジ?

7.1

  7.2

  7.3

  .4

 

 

 

 

 

 

 

8章    環境と社会 宇野求(千葉大学)

 家族社会学、都市共同体論、公共性の再構築

 環境政策 参加、都市経営

都市総合計画

          都市計画と法・制度

          事業手法

      産業 労働

      交通 情報

      生活基盤 防災・資源

      保険福祉

      教育/文化

   市町村ベースの事例

土地利用計画(ゾーニング)

    区画整理

    再開発      

    地区計画

    交通計画

 都市地域施設計画

 

9章 環境心理と環境生理:環境と身体

久野覚(名古屋大学)

    シックハウス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10章 環境と時間 コンヴァージョンと都市再生・・・竹内 泰(三菱地所)黒川賢一(竹中工務店)

再考要請

 81節 都市の再開発

82節 対外政策と都市再開発

83節 住環境改善と都市再開発

8.3.1    都市更新

8.3.2    土地区画整理事業

8.4節 経済活性化の都市再開発

8.4.1    活性化の都市再開発手法

8.4.2    地区単位の開発手法/建築協定と地区計画

8.5節    都市回帰と都市再生

 

 

 


第Ⅲ部  環境設計の展開

 

11章 環境建築設計の手法:サステナブル・デザイン(松岡拓公雄(滋賀県立大学))

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12章 環境共生建築の手法・・・・今川朱美()

環境と地水火風空

熱環境

大気汚染 水質汚染  

環境測定 環境アセスメント

廃棄物

地球環境時代の都市

 

持続可能な環境共生地域
自分たちの住む地域の健康診断
 大気・土壌・水の汚染
 交通量・廃棄物など
自然環境を生かす地域づくり
自然のエネルギーを利用
 経済性の高い土地利用へ変換する
 コンパクトシティによるインフラの効率化
 環境ビジネスの導入
地産地消と循環型社会への移行
 移動距離の減少により交通量削減
くらしのサスティナブルデザイン
  良いモノを長く使う - 住宅の長寿命化
共住・共同生活
地域文化の継承と未来への飛躍

 

14章 地域住宅計画の手法

     大野勝彦(大野建築アトリエ)

     

 

 

 

 

 

 

14章 アーバンデザイン(都市構成)の手法(丹羽哲矢(愛知産業大学)

1)日本のアーバンデザインの系譜
年表やデザイン手法の違いにより分布させたマトリックス図などを用い
近代以降の日本のアーバンデザインの手法について概観する。

2)プランニングによるアーバンデザイン
関東大震災後の復興計画、戦災復興計画など面的な展開のアーバンデザ インをまとめ、その系譜と発展の過程を解説する。
3)重層する都市インフラストラクチュア
丹下健三の東京計画1960や西山夘三による京都計画など都市に立体的なインフラストラクチュアを導入した計画を解説する。
4)自己増殖システムと高度テクノロジー
メタボリズムグループなどによる増殖発展自己回復可能な都市の姿やテクノロジーの発展に立脚する都市提案(ex原広司の500m キューブ都市など)を解説する。        

 

 

 

 

 

15章 景観設計の手法・・・ランドスケープ・デザイン・・・宮城俊作(奈良女子大学)

    造園 広場のデザイン

ランドスケープ・デザイン

      都市のディテール

      ストリート・ファーニチャー

      照明計画

      サイン計画

     

 


第Ⅳ部  コミュニティ計画の実践

 

16章 タウン・ウォッチングの手法

デザインサーヴェイの手法・・・都市を読む ・・・脇田祥尚(広島工業大学)

都市を読む  環境設計のためのフィールドワーク
1.環境設計とフィールドワーク
建築と敷地、建築と都市、都市を読むということ
2.フィールドワークの系譜
伊東忠太、今和次郎、吉阪隆正、ケヴィンリンチ、「日本の都市空間」、デザインサーヴェイ、路上観察学会、、、、
3.都市を調査する
デザインサーヴェイ、参与観察調査、、、デザインコード、アクティビティ
4.都市を歩く まちづくりとフィールドワーク
歩いて見えるもの、、、自然(緑)、生活、水辺、歴史、ヒューマンスケール

 

17章 ハウジング手法:居住環境整備 (山本直彦)

発展途上地域の都市問題

 

 

 

 

 

 

 

 

 

18章 保存修景デザイン リニューアル・デザイン・・・・・・・・・山根 周(滋賀県立大学)

      町並み保存運動     保存修景計画   伝建地区

     世界遺産都市

     復元 テーマパーク

     ストック再生の技術

     コンヴァージョン

     日本の都市デザイン

都市デザインの要素

登録文化財制度

 

19章 地域防災計画 牧 紀男(京都大学 防災研究所)
9.
1 都市と災害
9.2
 防災都市計画の視座
9.3
 防災都市計画の手法

9.3.1    火災から都市を守る

水害から都市を守る

 

 

 

 

 

 

20章 まちづくりの手法・・・水谷俊博(武蔵野大学)

~住民参加型の設計によるまちづくり~

18.1 住民参加型設計の系譜 

 

18.2 住民参加型のまちづくりへの展開

 18.2.1 参加型への行政の展開

 18.2.2 コンバージョン(サスティナブル)

 18.2.3 コーポラティブハウジング

18.3 住民参加型のデザイン実践の手法

 18.3.1 参加のデザインの基本事項

18.3.2    参加型設計における計画事項(まちづくり?)

   ・プロセスデザイン(計画全体の進め方)

   ・プログラムデザイン(個々の進め方)

   ・形態のデザイン

 18.3.3 ワークショップ

18.4 住民参加型のまちづくりのフロー

 18.4.1 参加型デザインの構成員の役割

  ・住民

・行政

・設計者

・ファシリテーター

 18.4.2 参加型設計における組織構成の種類

・設計者とファシリテーターと同一(組織)の場合

・設計者とファシリテーターが協働組織の場合

・設計者とファシリテーターが異なる場合

・設計者の決まっていない場合

 18.4.3参加のデザインにおける参加方式の種類

・住民説明会型ワークショップ

・委員会型住民参加

・企画会議型住民参加

・グループワーク型住民参加

・イベント型住民参加

・運営・制作型住民参加

 18.4.4 参加型における各段階の参加の仕方

・基本構想

・基本計画

・基本設計・実施設計

・設計監理

・施設運営・管理

 18.4.5 参加のデザインにおける問題点

  ・ソフト、制度の問題点

  ・PFI

18.5 参加型のまちづくりケーススタディ

18.5.1 行政主体による例

・茨城県美野里町

 18.5.2 民間主体による例

    ・土佐堀研究会

 

終章 タウンアーキテクトの仕事・・・都市計画の組織とプロセス 法制度・・・(布野修司・渡辺菊真)

     京都CDLの実践

まちづくりの仕組み

     タウンアーキテクト

     ワークショップ方式 まちづくりゲーム

 

 

 基本資料

  建築生産

  建築士

文献解題・・・・・・・・・・