建築プロジェクトにおける発注者の役割特別研究委員会報告書 特別研究42,日本建築学会,2009年3月
<第2回 発注者の役割特別研究委員会議事録>
070707
議事録担当 古阪研究室 金祉秀
A. 日時:2007年6月30日 10:00~12:00
B.
場所:建築会館305号室
C.
目的:研究内容の協議、資料に関する情報交換
D. 出席者:小野田泰明(東北大学)
楠山登喜雄(フタバエンジニアリング)
齊藤広子(明海大学)
高田光雄(京都大学)
平野吉信(広島大学)
藤井晴行(東京工業大学)
布野修司(滋賀県立大学)
古阪秀三(京都大学)
南一誠 (芝浦工業大学)
金祉秀 (京都大学)
E. 配布資料:資料1-第1回議事録
資料2-研究計画メモ
資料3-研究スケジュール
資料4-本委員会の委員構成
F.
議事内容
・研究対象の設定に関して
- 公共PFI
:いくつかのプロジェクトを国レベル、自治体レベルなど規模別に分けてみる。
住宅(発注と所有の組み合わせによる類型)、オフィス(規模)
- 投機的な対象とそうでない場合。
・研究の視点に関して
- 問題の構造+現在行われている動き→学会殻の発信
- 公的発注の問題を整理した上でのPFIおよび公共発注のあるべき姿について議論したらどうか。公的なセクター、民間セクター両方扱う。
- 公的な建前が生産システムをどうひずませているのか。
- 建設市場での問題と住宅市場および不動産市場におけるデベロッパーの位置づけについては分けて考える。
- デベロッパー問題がどういうふうに建築生産システムに影響を与えているか。
- PFIの中で、品質ブリフィングと連動したモニータリングのシステムが必要。
- 発注者の二重構造での責任を果たせるシステムはちゃんとできているのか。
- 実際プロジェクトを支配している主体が明確化されれば横軸がちゃんと作られるのでは?
- 建築企画主体の切り口をどこまでにするか。
- 個々のプロジェクトが持っているバリューを分解しながらその中で関係性を求める。
- 不動産デベロッパーの位置づけを明確に。
・追加委員に関して
- ファイナンス、SPC評価のための委員追加(今後検討)
- 野村不動産、国交省営繕のPFI担当を追加予定
・次回までに
- PFIに対しての企画(布野、小野田先生)
- フレームの提示の中での発注プロセスとか発注者の今やっている役割、PMでの位置づけ(高田、齊藤先生)
G.
次回の委員会
日時:2007年8月1日 15:00~17:00
場所:学会会議室
内容:1.話題提供
①
PFIにおける発注者の役割(国土交通省 川元氏他)
②
不動産業の変遷と現状(野村不動産 賀来氏)
2.研究内容の検討
3.その他