講義:住まいの語り部研修会,タウンアーキテクトの役割と可能性まちづくりの仕掛け人,三重県教育文化会館,平成15年3月5日(水)
住まいの語り部研修会
タウンアーキテクトの役割と可能性まちづくりの仕掛け人
布野修司 京都大学大学院工学研究科 生活空間学専攻 地域生活空間計画講座
はじめに 自己紹介
・建築計画→地域生活空間計画
・カンポン調査(東南アジアの都市と住居に関する研究)
・アジア都市建築研究 植民都市研究
・
京都コミュニティ・デザイン・リーグ(京都CDL):
・京都GVコンペ 専門委員:・京都市公共建築デザイン指針検討委員
日本建築学会理事 『建築雑誌』編集委員長: 日本建築学会アジア建築交流委員会委員長
島根県景観審議会委員: 宇治市都市計画審議会会長 景観審議会委員
[1]戦後建築論ノート,相模書房, 単著,1981年6月15日
[2]スラムとウサギ小屋,青土社,単著,1985年12月8日
[3]住宅戦争,彰国社,単著,1989年12月10日
[4]カンポンの世界,パルコ出版,単著,1991年7月25日
[5]戦後建築の終焉,れんが書房新社,単著,1995年8月30日
[6]住まいの夢と夢の住まい・アジア住居論,朝日新聞社,単著,1997年10月25日
[7]廃墟とバラック・・・建築のアジア,布野修司建築論集Ⅰ,彰国社,単著,1998年5月10日
[8]都市と劇場・・・都市計画という幻想,布野修司建築論集Ⅱ,彰国社,単著,1998年6月10日
[9]国家・様式・テクノロジー・建築のアジア,布野修司建築論集Ⅲ,彰国社,単著,1998年7月
[10]裸の建築家・・・タウンアーキテクト論序説、建築資料研究社,単著,2000年3月10日
タウンアーキテクトとは
何故、タウンアーキテクトか
まちづくりをめぐる基本的問題
◇集住の論理
◇歴史の論理
◇異質なものの共存原理
◇地域の論理
◇自然と身体の論理
◇生活の論理
◇グローバルな視野の欠如
◇体系性の欠如(住宅都市政策)
コミュニティ計画の可能性 阪神淡路大震災の教訓
a 自然の力・地域の生態バランス
b フロンティア拡大の論理
c 多極分散構造
d 公的空間の貧困
e 地区の自律性・・・ヴォランティアの役割
f ストック再生の技術
j 都市の記憶
景観デザイン 景観問題とは?
a ランドシャフト・・・景観あるいは風景
b 景観のダイナミズ
c 景観マニュアル
d 景観条例・・・法的根拠
景観形成の指針 基本原則
• 地域性の原則• 地区毎の固有性• 景観のダイナミズム• 景観のレヴェルと次元• 地球環境と景観• 中間領域の共有
•景観形成のための戦略
• 合意形成• ディテールから• 公共建築の問題• タウンアーキテクト• まちづくり協議会• 景観基金制度
タウン・アーキテクトの原型
a 建築主事 b デザイン・コーディネーター c コミッショナー・システム d シュタット・アルシテクト
e 出雲建築フォーラム
タウンアーキテクトの仕事
a 情報公開
b コンペ・・・公開ヒヤリング方式
c タウン・デザイン・コミッティ・・・公共建築建設委員会
d 百年計画委員会
e タウン・ウオッチング---地区アーキテクト