エジプトのピラミッドは白い花崗岩で覆われ真性四角錐だったとされる。ギザのメンカウラー・ピラミッドで花崗岩の層を再構築する改修工事が実施中で大議論。見たい気もするが、壮大な無駄とも思う。カルナック神殿のように、プロジェクション・マッピングで復元映像を夜楽しむぐらいでいいんじゃない?
処女論集『戦後建築論ノート』(相模書房、1981年)を書け!といって、出版してくれた大恩人神子久忠さんにインタビューを受けた。『建築士』(7万部発行)に布野の来し方を紹介していただけるという。話は、昔話で盛り上がりに盛り上がった。自ずと建築ジャーナリズムの現状を憂えることにもなった。
生まれ育った松江の実家の解体が完了。兄弟妹3人いずれも故郷を離れた。いろいろ相談したけれど維持していく選択はなかった。戦後に建てられた市営住宅40軒。増改築されてそれぞれの世帯の歴史を刻んできたが、徐々に空き地が増え、建て替えが進行。松江の墓に入るつもりだど、寂しいと言えば寂しい。
自民党の裏金問題。全共闘世代が怒ったのはまさにこの自民党的なるものである。戦後民主主義をリードしてきたはずの大学教員とその組織に、現場にいない学生を処分したり、悪事を隠蔽する現在の「自民党的体質」すなわち戦前の国家総動員「特高」的体質が生き続けていることに怒り続けているのである。
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