鷲田精一「折々のことば」毎朝読む。E.F.シューマッハーの『スモール・イズ・ビューティフル』なつかしい。しかし、世界はそう動いてこなかった。なぜ東京一極集中がとまらないのか。格差を稼働力とする資本主義のすさまじい原理。小さな地域、自治体、国家が自立することその指針は変わらないと思う。
佐伯啓思「異論のススメ」ソフィスト批判のソクラテスに触れ「哲学」に敬意をという。ソフィストとは今日的にいえば効果的なフェイクを駆使して多数の支持を得る一種のデマゴーグだという。一方、正義を絶対化するリベラルも傲慢で欺瞞。正義もフェイク?哲学の真理は、もしトラにあるということか?
もしトラが懸念という。国制の原型は古代に見ることができる。アリストテレスは王制・堕落→僭主制・反動→貴族制・堕落→寡頭制→民主制→衆愚制→王制の循環論を説いた。民主主義,ポピュリズム,権威主義の興亡を予言するかのような慧眼。プーチンも習近平もトランプも衆愚制→王制の過程なのか?
山本理顕さんが万博批判を続ける理由 なぜ建築家は「説明を尽くす」ことが大切なのか|共同通信・大阪支社