シンポジウム:パネリスト:エコロジカルな建築,小玉祐一郎・大野勝彦他,PLEA国際会議,釧路,19970110ー11
PLEA釧路
ショートコメント memo
「エコロジカルな建築」
1月10日 16:00~18:30
コーディネーター
小玉祐一郎
パネリスト
布野修司/大野勝彦/野沢正光/岩村和夫・・・・・・・・・
Bijon
Berge論文 Varis Bokalders論文へのコメント
●都市計画、地域計画の専門で「エコロジカルな建築」については全く素人である。ただ、東南アジア特にインドネシアを中心として発展途上国の居住問題についてこの20年近く調査研究してきており、地球環境問題については強い関心を持っている。今年は、この大会組織委員長でコーディネーターである小玉祐一郎先生とインドネシアでエコハウスのモデル住宅を建設する予定。そうした縁で、色々勉強するつもりで参加させて頂いている。
今回は、寒いところの「エコロジカルな建築」がテーマですが、Bijon Berge先生が指摘するように、このテーマには国際的な連帯が不可欠であり、南北問題を避けては通れない。「湿潤熱帯」では、「エコロジカルな建築」の考え方も違うのではないか。できたら、「湿潤熱帯」の「エコ・サイクル・ハウス」についてもヒントを得たいと思う。
●両先生の報告(論文)については基本的に異議がない。多くのことを教えて頂いて感謝したい。以下に質問ないしコメントをさせて頂いて、さらに学びたい。また議論したい。
1 ミニマルな建築が果たしていいのか。
大きな建築を長く使うということはどうか。
湿潤熱帯では、気積を大きくして断熱効果を上げるのが一般的。ヴァナキュラーな住居には巨大な木造住宅が多い。
2 建材の地域循環はどのような規模において成立するのか
・・・国際的建材流通について
木材資源は日本でも豊富といっていいが、山を手入れする労働力がない。輸入材の方が安い、という現実をどう考えるか。
・建材をめぐる南北問題をどう考えるか。熱帯降雨林の破壊
3 ビルディング・システムとリサイクル・システム
いわゆるスケルトン、クラディング、インフィルとシステム系統を考えて、リサイクル・システムを考える必要はないか。
木造一系統でいいのか。
都市の一般的建築のライフサイクルコストをどう考えるか。
0 件のコメント:
コメントを投稿