京都という場所,景観としての京都,田中喬,GA97,1997AUTUMN
対談メモ 京都という場所
Q1 ・・・景観あるいは(都市)風景をキーワードとしたいと思うのですが、まず京都という都市をどう規定するか、について
京都に「居る」こと 「ここ京都で」 居る聞く写す
行う見る作る
祈る知る行う
学びの場としての京都 アカデミアとしての京都?
Cf.布野:世界の中心としての京都(基本理念)
世界都市としての「京都」
「京都」の特権性・・・センター機能をどう維持し続けるか
1 天皇の所在地としての京都→?
2 首都機能→政治首都、経済首都???→遷都 機能移転
3 文化首都→日本文化の中心
4 学術の中心→京都学派、ノーベル賞・・・→○○学センター
5 歴史都市(古都)としての環境(景観)資源
→観光都市 修学旅行のメッカ
→世界文化遺産都市
→小京都連合のセンター
Q2 景観あるいは風景とは Landscape Landshaftとは
言葉でもって 写す 純粋経験
we see I see 風景論とは
自然 生ある自然 共生
Q3 京都の景観とは あるいは景観としての京都とは
日本の景観としての京都
Q4 景観問題 景観論争で問われているものは一体何なのか
Q5 京都の具体的な景観をめぐる問題をめぐって
問題ー解決の思考法とは
二分法の発想 紋切り型の議論→思考停止 解決の先送り
北部保存南部開発 観光か開発か 景観か産業か
博物館都市構想
木都
制作 生活・環境構成論 術と論 写生
世界都市文化センター
a 研究センター
b 世界歴史都市会議
c 世界都市博物館
d アーバン・アーキテクト・センター
e
Ⅱ 世界木の文化センター
a 研究センター
b 木の文化博物館
c 木の技術研修センター
d 木の文化保存修復研修センター
e
Ⅲ
・そのためには、長期的展望に立ってどういう方向の施策をとるべきか(何に力を入れて市政を進めていくべきか)。
A 「まち」・・・都市計画 建築行政分野の課題
「世界文化遺産としての都市環境」施策
→ 地区(場所)の固有性へ 歴史の重層 新旧の併存 モザイク
◎地区毎のヴィジョンの確立
Ⅰ 都市デザインボードの確立(長期展望の担保)
啓発→企画・計画→実践→評価の一貫システム
←都市デザイン分野における先進的仕組みをつくりあげることが第一の条件
アーバン・アーキテクト制(都市デザインの一貫性担保)
市立芸大学長=シティ・アーキテクト
都市デザインコミッティ・マスターアーキテクト制
コミッショナー制
建築市長:地区アーキテクト制
ハウスドクター制度
Ⅱ 都市デザインの新展開
地区計画
・(平成の)ニュータウン(新街区)開発
・都心再開発モデル
既存ストック利用のモデル
町家型都市型住宅モデル
・木造街区のモデル
・隙間のデザイン
土木と建築 高架下のデザイン 空き地のデザイン
・屋上のデザイン
公共施設計画
・公共事業の発注方式・・・公開ヒヤリング
住宅政策・・・地域住宅計画
京都フリンジの整備
Ⅲ 守るべき都市遺産の維持更新システムの確立
◎世界文化遺産基金 かね
世界文化遺産周辺の環境整備のための基金
◎都市環境資源(世界文化遺産)のための法整備(条例を外すという特権)
町家再生条例
①文化財保護法98ー2 83ー3
②建築基準法3ー1ー3
③建築基準法67ー2
④都市計画区域の変更
独自の美観条例
◎都市環境資源(世界文化遺産)の維持管理システム
ひと・もの・わざ・・・技術・技能者・材料
木の技術・保存修復センター(日本の木造文化を守るという特権と義務)
職人大学構想との連携
東本願寺等社寺の維持管理システムとの連携
国際協力との連携
・古材バンク リサイクルセンター
・景観材料開発
・その他グランドビジョン策定に当たって特に留意すべき視点、事項など。
インパクト・・・どれだけ関心を集められるか
継続性の担保・・・絵に描いた餅ではしようがない
●京都と私
・祇園祭・屏風祭り調査 ・東本願寺の維持管理システム
・祇園地区土地所有調査
・京都の聖祠(地蔵堂)調査
・小京都に関する調査
・京町家再生研究会
・町家再生防火手法
・建築文化特集『建都1200年の京都』
・京都歩く見る聞く
・京都アグリフロント
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