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2021年11月11日木曜日

03 土間-活用したい床の段差,スペ-スspace,読売新聞家庭欄,読売新聞社,19920311

 スペ-スspace16回 読売新聞家庭欄1992020519931229 151992020519920325 2111993~19931229

 03  土間-活用したい床の段差スペ-スspace読売新聞家庭欄読売新聞社19920311


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01 高床式住居-床下でリサイクルスペ-スspace読売新聞家庭欄読売新聞社19920205

02 屋根-民族のアイデンティティスペ-スspace読売新聞家庭欄読売新聞社19920304

03  土間-活用したい床の段差スペ-スspace読売新聞家庭欄読売新聞社19920311

04  物の住まい-人との“すみ分け”図るスペ-スspace読売新聞家庭欄読売新聞社19920318

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06  三角の部屋-うらやましい普請道楽スペ-スspace読売新聞家庭欄読売新聞社19931013

07  ビルの谷間の町家-木造建築,消えゆく運命スペ-スspace読売新聞家庭欄読売新聞社19931020

08  山岳都市-欧州の町へのあこがれスペ-スspace読売新聞家庭欄読売新聞社19931027

09  壁面劇場-自分の家だから自己表現スペ-スspace読売新聞家庭欄読売新聞社19931103

10  異文化との共生-ル-ル作りが日常的課題スペ-スspace読売新聞家庭欄読売新聞社19931110

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12  同潤会の教え-集合住宅の将来を考える教材スペ-スspace読売新聞家庭欄19931201

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14  共用リビング用途様々,街路の雰囲気スペ-スspace読売新聞家庭欄19931215

15  立体街区-各戸が自由設計の集合住宅スペ-スspace読売新聞家庭欄19931222

16  環境共生-スペ-スspace読売新聞家庭欄19931229

2021年11月10日水曜日

02 屋根-民族のアイデンティティ,スペ-スspace,読売新聞家庭欄,読売新聞社,19920304

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02 屋根-民族のアイデンティティスペ-スspace読売新聞家庭欄読売新聞社19920304

 

  西スマトラのミナンカバウの住居は実に特徴的だ。棟が両方の端部で滑らかなカーブを描いて反り返っている。この部分はゴンジョングと呼ばれるが、大きな住居になると三対、六つ持つものもある。屋根の全体は横からみると水牛の角のように見える。ミナンカバウというとインドネシア(マレー)語で「勇敢なる水牛」という意味であり、屋根の形態は水牛の角をシンボライズしているという。

 屋根のスタイルは、地域や民族のアイデンティティーを象徴するものとして強く意識されることが多いのだが、そのスタイルは、必ずしも古来から伝統的に決まっているということではない。意外に新しく生み出された例も少なくないのだ。例えば、スラウェシ島のサダン・トラジャ族の住居は、鞍の形をした、これまた特徴的な形態をしているのであるが、そうしたスタイルの住居が盛んに建てられるようになったのは、地域が開かれて、観光客が盛んに訪れるようになった極く最近のことなのである。

 また、同じ民族でも条件によっては違う住居形式を選択することがある。ミナンカバウ族は、出稼ぎをすることで知られるのであるが、マレー半島のマラッカの周辺に移住して住む住居は本家とはまるっきり違う。ただ、棟の端部を少し斜めに上げる。そこにアイデンティーティーの意識が窺える。地域と民族のアイデンティティーがディテールにどう表現されるかは興味深いことである。

 日本ではどうか。入母屋屋根の沢山重なった「入母屋御殿」と呼ばれるスタイルがある。ここ十年ぐらい前から農村部で多くみられる。お城のイメージであろうか。ただ奇妙なことは、それぞれがこの入母屋御殿こそが地域のアイデンティーティーを象徴するものだと考えていることである。地域性をうたいながら、全国一律に同じような入母屋御殿が建つ。どこか変だ。


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2021年11月9日火曜日

01 高床式住居-床下でリサイクル,スペ-スspace,読売新聞家庭欄,読売新聞社,19920205

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01 高床式住居-床下でリサイクルスペ-スspace読売新聞家庭欄読売新聞社19920205

 

  日本の住居は北方系の竪穴式住居と南方系の高床式住居の二つの伝統をもつとされる。しかし、南方の高床式住居をみると日本の高床とは随分違う。高床といっても、随分、南方の床は高いのである。

 天上界、地上界、地下界と世界を三界に分けて考える世界観の反映であろう、屋根裏、床上、床下と住居を垂直に三つに分けて考えるのが一般的である。床上には神々が、床上には人間が住む。

 ところで、床下はというと、家畜が飼われていることが多い。人と家畜が同じ家に棲むのである。人が残った食べ物を床下に捨てると、それをきれいに家畜がたいらげる。いささか汚いイメージであるが、リサイクルという意味ではうまくできたシステムだ。

 翻って日本の住まいを考えると、家庭から出るゴミ、生活廃棄物がいま大問題である。かっては、自分の庭に余裕がある場合、燃したり、埋めたり、ある程度は住まいの中で処理できた。しかし、今はそんな余裕はないし、できない。加えて過剰包装である。ゴミの量も格段に増えた。産業廃棄物の問題が大きいとはいえ、生活廃棄物の問題も馬鹿にならない。

 今、古紙や牛乳パック、空き瓶、空き缶の回収など、様々なリサイクルの試みがなされつつある。ゴミを減らすことが第一であるが、一方で、住居内でゴミを処理するそんな仕組みも再び考えられるべきではないか。

 廃水については、トイレの水など生活用水を再利用することが考えられている。雨水の利用もそうだ。上水、下水に対して中水などと呼ばれる。しかし、その他の生活廃棄物を家庭内で処理するとなると大変だ。広さも必要だし、装置もいるだろう。コストもかかる。しかし、いくらコストがかかろうとリサイクルのシステムをつくりあげることが今問われているのではないか。


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09  壁面劇場-自分の家だから自己表現スペ-スspace読売新聞家庭欄読売新聞社19931103

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11  生きている広場-部外者お断りで一体感スペ-スspace読売新聞家庭欄19931124

12  同潤会の教え-集合住宅の将来を考える教材スペ-スspace読売新聞家庭欄19931201

13  成長する家-居住者が増築に参加スペ-スspace読売新聞家庭欄19931208

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