京都市委託研究:政策課題研究「変革期にある大学に対する施策」
2002年9月24日:大学コンソーシアム京都・キャンパスプラザ京都
テーマ:1.京都ブランド3)大学都市としての京都のあるべき姿-大学都市にふさわしい都市環境と「京都」の可能性:2.産菅学地連携:3.国際化と地域協力2)大学都市京都論: ―地域連携、大学連携、都市力が持つ可能性について―
布野修司(京都大学)
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・個々の大学の経営戦略と「大学連携」:差別化と共存←自治体によるソフト、ハードを含めたインフラ整備
→大学コンソーシアムの重点積極活用
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「ひと」+「まち」+「なりわい」→人(知)的資源+空間資源
→「大学のまち京都」→如何に何で稼ぐか?
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地域生活空間計画の充実
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1 世界都市としての「京都」(基本理念)
「京都」の特権性・・・センター機能をどう維持し続けるか
1 天皇の所在地としての京都→?
2 首都機能→政治首都、経済首都???→遷都 機能移転
◎3 文化首都→日本文化の中心
◎4 学術の中心→京都学派、ノーベル賞・・・→○○学センター
◎5 歴史都市(古都)としての環境(景観)資源
→観光都市 修学旅行のメッカ(マッカ)?→世界文化遺産都市→小京都連合センター
or 地方都市としての「京都」
「京都市」=ONE OF 地方自治体 特定行政都市←上位計画
→従って調査は、京都がどれだけセンター機能を保持し続けているか、その実態を明らかにするものを軸とする
2 大学のまち京都→特権機能の強化?(指針)
学びのまち: 家元、本山機能の維持
・京都学:京都学派の再興?:日本文化研究センター?○○学センター、地球環境学センター(京都議定書)?アジア研究?・・・・
・世界歴史都市としての京都:都市景観資源
Ⅰ 世界都市文化センター:
世界歴史都市会議:世界都市博物館
Ⅱ 世界木の文化センター:木の文化博物館:木の技術保存修復研修
3 「まち」づくり(都市計画 建築行政分野)の課題
・二分法の発想 紋切り型の議論→思考停止 解決の先送り: 北部保存南部開発:観光か開発か:景観か産業か:博物館都市構想:木都→学びの徒(学生と高齢者:生涯教育?)にとって暮らしやすいまち
→地区(場所)の固有性へ 歴史の重層 新旧の併存 モザイク◎地区毎のヴィジョンの確立
・都市デザインボードの確立(長期展望の担保):啓発→企画・計画→実践→評価の一貫システム←都市デザイン分野における先進的仕組みをつくりあげることが第一の条件:アーバン・アーキテクト制(都市計画の一貫性担保):市立芸大学長?=シティ・アーキテクト:デザインコミッティ
・都市環境資源(世界文化遺産)の維持管理システム:ひと・もの・わざ・・・技能・素材
◎京都景観基金◎法整備(条例を外すという特権)→構造改革特区 町家再生条例 独自の美観条例→ストックの活用・再生と内部フロンティアの発見: 循環型・環境共生型社会の実現
4 「まち」を学ぶ仕組み
・・・京都CDL(コミュニティ・デザイン・リーグ)の試行(14大学24チーム) 42地区 タウン・ウォッチング フィールド・サイエンス 記録 提案 シンポ、断面調査 重点調査地区
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