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2025年7月4日金曜日

「安土城・摠見寺」再建・学生競技設計公開審査会,審査委員長:加藤耕文,審査員:渡辺豊和,浅川滋雄,中谷礼仁,近藤治,山本泰宏,安土城城郭研究所,2008年11月22日

 「安土城・摠見寺」再建・学生競技設計公開審査会,審査委員長:加藤耕文,審査員:渡辺豊和,浅川滋雄,中谷礼仁,近藤治,山本泰宏,安土城城郭研究所,20081122

 

安土城・總見寺」再建・学生競技設計(コンペティション)

募集要項

 

希代の革命家・織田信長が創建し、江戸時代にそのほとんどが焼失してしまった總見寺。150余年の時を経て、あなたの構想によって、同寺、本堂を蘇らせてみませんか?「總見寺再建計画委員会(仮)」では、あなたの豊かな発想が折り込まれた總見寺本堂再建案を募集いたします。

 

主  催 總見寺再建計画委員会(仮)

協  力 滋賀県立大学環境科学部環境建築デザイン学科

滋賀県立大学大学院近江環人地域再生学座

■協  賛 安土町、○○○○、○○○○

 

 

背景

 總見寺は滋賀県蒲生郡安土町安土山にある臨済宗妙心寺派の寺院です。天正年間に安土城築城に伴って、織田信長によって建立されました。開山は、織田一族の犬山城主織田信安の三男で禅僧の剛可正仲とされています。同寺院は織田信長が近隣の社寺から多くの建物を移築し、建立したと伝えられています。

江戸時代の寺領は2275斗余りで、18世紀末には本堂、三重塔、仁王門、書院、方丈など22棟の建物があったことが確認されています。しかしながら、安政元年(1854年)主要な建物のほとんどを焼失してしまい、焼失を免れた三重塔と仁王門を除き、本堂も礎石を残すのみとなってしまいました。その後、伝徳川家康邸跡を仮本堂とし、現在に至っています。

 總見寺・現住職・加藤弘文師は、150余年前に焼失してしまったこの總見寺を再建したいという思いを暖めておられます。実現に向けては、文化庁の指導、財源など多くの問題がありますが、まず、案が必要になります。「信長公ならこんな空間を構想・実現したに違いない、という発見的・魅力的な再建案はできないか」、「若い学生たちの自由な発想に期待したい」というのがこの競技設計(コンペティション)の出発点にあります。

 

總見寺本堂再建計画の条件

A.復元を基本とします。

B.すなわち、總見寺本堂は旧位置(現在本堂礎石が残る場所)に再建するものとします。

また、

C.總見寺本堂は木造にて再建します。

D.外観に関しては絵図等を参照し、蓋然性のあるものとします。

しかし、

E.内部のディテールなどについては厳密な考証を必ずしも問いません。

 

 

共通参考資料

・特別史跡安土城跡発掘調査報告6-旧總見寺境内地及び周辺地の調査-(滋賀県教育委員会 平成83月)

・安土町の社寺建築、安土町教育委員会、20043

 

*その他関連資料「信長公記」など)の収集、読解は各自が行うこととします。

 

1 応募資格

   a.原則として、建築を学ぶ学生を主体とするチームを応募主体とします。

   b.応募チームは、大学の指導教官、建築家、大工棟梁など専門家の指導を得ることを可とします。その場合、応募登録の際に協力・指導者あるいは顧問として、その名前を登録してください。

 

2 スケジュール

2008 2 1  コンペティション告示:作品募集:登録受け付け開始:

 

◆参加登録受付:事務局

 

2008331日 14:00~ 現地説明会:於:總見寺本堂跡地(雨天決行)

 

◆現地調査(總見寺境内、安土城跡、ヒアリングなど):受付でコンペ参加チームであることを申し出ることによって敷地への出入りは無料として頂きます(但し、その場合は応募することが条件となります)。

 

    ◆質疑応答:随時:事務局

 

2008630日 登録締切

 

  20081030日 応募締切 (必着)

 

  200811月中旬 公開審査会:

◆日時、場所は登録者数決定後速やかに検定します。

 

3 提出物

A 總見寺再建全体計画

總見寺境内全体平面図 縮尺1/300

B 本堂再建案

本堂平面図 縮尺1/100

本堂天井伏図 縮尺1/100

本堂断面図(2面以上)縮尺1/100

本堂立面図(2面以上)縮尺1/100

架構概念図(縮尺適宜)

◆以上A.B.の内容をまとめたものをA1一枚(横使い)にレイアウトしてください。

C 總見寺本堂の再建主旨等

◆どういう主旨で再建計画を構想したか、また、どのような方法で、その構想を具体化したかを記してください。必要なら図やイラストも添えて、A2一枚(縦使い)にまとめてください。

D 總見寺本堂の模型(縮尺1/50

◆外観だけでなく、内観もわかるものとしてください。

E 總見寺境内の模型(縮尺1/100

 

4 審査

 

審査は以下の審査委員会によって、公開で行う。

 

審査委員長 加藤弘文(總見寺住職)

審査委員  渡辺豊和(建築家)

      山本泰宏(總見寺執事・建築家)

布野修司(滋賀県立大学)

浅川滋男(鳥取環境大学)

中谷礼仁(早稲田大学)

             (安土町長)

            (安土城郭研究所)

 

 

◆原則として、最優秀賞1点、優秀賞1点を選出する。

◆作品応募者には審査時に本堂再建案の概要等をその場にてプレゼンしていただきます。

 

5 賞金

最優秀賞 60万円

優秀賞 20万円

佳作:若干点 総額20万円

 

6 事務局・問い合せ先

 

總見寺再建計画委員会(仮)事務局 事務局長

布野修司

滋賀県立大学大学院環境科学研究科・環境計画学専攻・教授

環境科学部・環境計画学科・環境建築デザイン学科

滋賀県彦根市八坂町2500 〒522-8533
tel= +81-(0)749-28-8200
(代表)0749-28-8272(研究室)

funo@ses.usp.ac.jp

 


「安土城・總見寺再建計画 学生競技設計(コンペティション)」への参加のお願い

 

 

 経緯と趣旨

 總見寺は滋賀県蒲生郡安土町安土山にある臨済宗妙心寺派の寺院です。天正年間に安土城築城に伴って、織田信長によって建立されました。開山は、織田一族の犬山城主織田信安の三男で禅僧の剛可正仲とされています。

 同寺院は織田信長が近隣の社寺から多くの建物を移築し、建立したと伝えられています。

江戸時代の寺領は2275斗余りで、18世紀末には本堂、三重塔、仁王門、書院、方丈など22棟の建物があったことが確認されています。しかしながら、安政元年(1854年)主要な建物のほとんどを焼失してしまい、焼失を免れた三重塔と仁王門を除き、本堂も礎石を残すのみとなってしまいました。その後、伝徳川家康邸跡を仮本堂とし、現在に至っています。

 總見寺・現住職・加藤弘文師は、150余年前に焼失してしまったこの總見寺を再建したいという思いを暖めておられます。実現に向けては、文化庁の指導、財源など多くの問題がありますが、まず、案が必要になります。「信長公ならこんな空間を構想・実現したに違いない、という発見的・魅力的な再建案はできないか」、「若い学生たちの自由な発想に期待したい、協力願えないか」、という相談が布野にありました。近くに居てたまたま出会い、同郷である、といった不思議な偶然の縁です。若干の賞金も用意して頂けるということです。

 復元を考えると、慎重な調査が必要になりますが、まずは構想をまとめあげるためのコンペを企画したいと思います。是非、参加願えればと思います。

 

布野修司

滋賀県立大学大学院環境科学研究科・環境計画学専攻

環境科学部・環境計画学科・環境建築デザイン専攻

滋賀県彦根市八坂町2500 〒522-8533
tel= +81-(0)749-28-8200
(代表)0749-28-8272(研究室)

 

 

 参加要請大学

 滋賀県立大学環境建築デザイン学科(松岡・陶器・高柳・高田・冨島)

 滋賀県立大学生活デザイン学科(山根周)

 京都造形大学(横内敏人)

 京都工業繊維大学(松隈洋・日向進)

 鳥取環境大学(浅川滋雄)

 早稲田大学(中谷礼仁) 他


 

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