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2025年7月31日木曜日

traverse編集委員会 『建築学のすすめ』 昭和堂::布野修司 | 2016/01/25 | 書評, 『建築討論』007号:2016年春(1月ー3月)

 書籍紹介『進化する都市 都市計画運動と市政学への入門』(パトリック・ゲデス著 西村一郎訳 鹿島出版会)/太田邦夫 『木のヨーロッパ/建築まち歩きの事典』(彰国社 20151110)/陣内秀信『イタリア都市の空間人類学』(弦書房 20151015日)/鈴木哲也・高瀬桃子『学術書を書く』京都大学学術出版会 2015925日/隈研吾『オノマトペ建築』XKnowledge 2015918日/アルキテクト編『好きなことはやらずにはいられない 吉阪隆正との対話』 建築技術 201595日/中村敏男『日記のなかの建築家たち』編集出版組織体アセテート 2015820日/監修:岡本慶一 執筆:林和久 日建設計広報室『日建設計 115年の生命誌』201561布野修司 | 2016/01/25 | 書評『建築討論』007号:2016年春(13月)

http://touron.aij.or.jp/2016/01/106


『建築討論』007号 201611日刊行

  

◎書籍紹介

 

20150618

traverse編集委員会

『建築学のすすめ』

昭和堂

 

 本書は、京都大学建築系教室を母体とする『traverse――新建築学研究』編集委員会を中心として編まれたものです建築学の入門書である。『traverse――新建築学研究』は 2000 4 月に創刊され、年刊で現在まで 15 号発刊されている。

 その創刊の言葉は以下のように書きだされています。

 「京都大学「建築系教室」を中心とするグループを母胎として、その多彩な活動 を支え、表現するメディアとして『traverse――新建築学研究』を創刊します。『新 建築学研究』を唱うのは、言うまでもなく、かつての『建築学研究』の伝統を引き継ぎたいという思いを込めてのことです。」

序は「全てが建築である、誰もが建築家である、というのが本書の出発点にあります。すなわち、建築学というのは誰にとっても身近であり、誰もが無縁ではないということを本書の前提にしたいと思います。」と書きだされる。全体は、第1章 すべては建築である(竹山 聖)、第2章 建築は凍れる音楽である―建築論の世界(竹山 聖)、第3章 建築家なしの世界―原初の建築(布野修司)、第4章 建物は壊してはならない―歴史のなかの建築(山岸常人)、第5章 さまざまな構造形式―構造設計の夢(大崎 純)、第6章 模型を通じて力学原理を学ぶ(諸岡繁洋)、第7章 建築と環境―環境制御装置としての建築(小玉祐一郎)、第8章 文化財の保存修理と活用(   西澤英和)、第9章 作品としての都市―都市組織と建築(布野修司)、 10章 建築というプロジェクト―建築生産の世界(古阪秀三)からなる。また、他に14Columnが建築学の豊かな世界を多彩に説いている。S.F.



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布野修司 履歴 2025年1月1日

布野修司 20241101 履歴   住所 東京都小平市上水本町 6 ー 5 - 7 ー 103 本籍 島根県松江市東朝日町 236 ー 14   1949 年 8 月 10 日    島根県出雲市知井宮生まれ   学歴 196...