インドネシア建築・居住視察団参加募集
地上の楽園(ジャワ・バリ)で地球環境の21世紀を考える
-布野修司の20年のフィールドを歩く-
インドネシアは、文化的、資源的にとても豊かな国です。ボロブドゥールに代表さ
れる、ジャワ・バリのヒンドゥー・仏教建築、今なお生き生きとしたバリ島の集落、
オランダの植民地遺産など、ジャワ・バリ文化の粋●に触れる旅をご案内します。
21世紀の主役は、おそらく熱帯地域です。人口増加の圧倒的多数は熱帯地域に集
中すると考えられているからです。既に、資源問題、食糧問題、エネルギー問題など
地球環境全体に関わる問題が意識されだしています。熱帯地域が一斉にクーラーを使
い出したらどうなるのか。このツアーを通じて考えたいと思います。交流を考えてい
るのは、ガジャマダ大学(ジョクジャカルタ)、スラバヤ工科大学、トリサクティ大
学(ジャカルタ)、インドネシア建築史学会などです。
インドネシアは、人口2億5千万人、世界でも有数の人口を誇ります。この間、厳
しい都市問題、住宅問題に対して、ユニークな試みがなされてきました。イスラーム
圏のすぐれた建築を表彰するアガ・カーン賞や国連の居住環境賞を得たカンポン・イ
ンプルーブメント・プログラム(KIP)と呼ばれる居住環境整備の手法やインドネ
シア版コレクティブハウス、ルーマー・ススンが着目されます。
世界的にも著名なJ.シラス教授(スラバヤ工科大学、建築家)をカウンターパート
として20年フィールド活動を行ってきたのですが、この度、小玉祐一郎先生(神戸
芸術工科大学)らの指導を得て、スラバヤ・エコ・ハウスという実験集合住宅を建て
る機会を得ました。是非、ご紹介し、ご意見を頂きたいと思っています。
<旅行企画>日本建築学会アジア建築交流委員会
<旅行主催>株式会社日本交通公社
旅行期間 2001年3月3日(土)~13日(火) 10泊11日
旅行コース-成田または関空(午前)→デンパサール(チャンディ・シンゴサリ,キンタマニ,ゴザ・ガジャ,ウブド,ブサキ寺院,タガナン,ウルワツ寺院など)→スラパヤ(カンポン・サワハン,トロウラン(マジャパイト),カンポン・サワプロ,ルマー・ススン,ソンボ,デュパック(インドネシア型コレクティブハウス),スラバヤ・エコハウス,スラバヤ工科大学訪問など)→ジョグジャカルタ(ボロブドール,プランバナン,チャンディ・カラサン,ジョグジャカルタ市内,マリオボロ地区(歴史的地区),ガジャマダ大学訪問など)→ジャカルタ(ジャカルタ市内,インドネシア建築史学会訪問,ジャカルタ国立博物館,●コタ(バタヴィア)地区,トリサクティ大学訪問,●タルマヌガラ大学訪問など)→成田または関空(朝)
(*地図が入る)
参加費用-280,000円
コーディネーター-布野修司(京都大学)
募集人員-12名(最小催行人数12名,現地ガイド1名)
申込締切-2001年2月2日(金)
申込方法-下記主催旅行社に募集要項を請求のうえ,申込書に記入し,直接旅行社にご送付願います。
問合せ-株式会社 日本交通公社(JTB)
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-26-5
Tel 03-5512-0536 Fax 03-5512-0528
担当 阿曽,小野
日本建築学会事務局
〒108*8414 東京都港区芝5-26-20
Tel 03-3456-2051 Fax 03-3456-2058 担当栗原
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