京都CDLに期待すること
布野修司
京都は、2001年8月末でちょうど10年になる。10年一昔である。それなりに京都のことはわかってきたような気がしないでもない。
しかし、信頼すべき京都人に言わせると、20年までは観光客と同じだ、という。20年までは仲間じゃない、ということかもしれない。京都人にはそんなところがある。しかし、三代住まなければ江戸っ子じゃないといったりするから、土地に馴染むには時間がかかるのはどこでも同じであろう。
しかし、何年住もうと京都がわかるとは限らない。また、観光客であれ、京都がわからない、ということもないだろう。京都CDLに期待するのは、とにかく、京都を知ろうということである。京都に対するステレオタイプ化したイメージを一旦捨てて、虚心坦懐に京都を見つめ直そう、ということである。
日本の古都、京都であっても、日々変化することがある。また、京都だって色んな場所がある。最低、それをきちんと書きとめよう。
多くの学生にとって、京都は数年住んで楽しく学ぶ町である。その新鮮な若い眼に期待しよう。10年、20年住むと逆に眼が曇るということもある。
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