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2022年1月11日火曜日

講演:住まいの豊かさとは何か アジアの豊かな暮らし・居住のあり方   第11回 サロン的学集会 のびのび委員会 2001年9月28日

 アジアの豊かな暮らし・居住のあり方   第11回 サロン的学集会  のびのび委員会 2001928

京都大学大学院工学研究科 生活空間学専攻 地域生活空間計画講座 

住まいの豊かさとは何か

●略歴      

1949年 島根県出雲市生まれ/松江南校卒/1972年 東京大学工学部建築学科卒

1976年 東京大学大学院博士課程中退/東京大学工学部建築学科助手

1978  東洋大学工学部建築学科講師/1984年  同   助教授 

1991  京都大学工学部建築系教室助教授

●著書等

         『戦後建築論ノート』(相模書房 1981

                  『スラムとウサギ小屋』(青弓社 1985

                  『住宅戦争』(彰国社 1989

         『カンポンの世界ーージャワ都市の生活宇宙』(パルコ出版 199107

         『見える家と見えない家』(共著 岩波書店 1981

                  『建築作家の時代』(共著 リブロポート 1987

         『見知らぬ町の見知らぬ住まい』(彰国社  199106

         『現代建築』(新曜社 1993

『戦後建築の終焉』(れんが書房新社 1995

         『住まいの夢と夢の住まい アジア住居論』(朝日選書 1997

         『廃墟とバラック』(建築論集Ⅰ 彰国社 1998

         『都市と劇場』(建築論集Ⅱ 彰国社1998

         『国家・様式・テクノロジー』(建築論集Ⅲ 彰国社1998

『裸の建築家・・・タウンアーキテクト論序説』、建築資料研究社,2000

『生きている住まいー東南アジア建築人類学』(ロクサーナ・ウオータソン著)

,(監訳)+アジア都市建築研究会,学芸出版社,1997

『植えつけられた都市ー英国植民都市の形成』(ロバート・ホーム著)

 ,(監訳)+アジア都市建築研究会、京都大学学術出版会,2001・・・等々

○主要な活動

 ◇京都CDL(コミュニティ・デザイン・リーグ) ◇建築フォーラム(AF)  木匠塾

 ◇サイト・スペシャルズ・フォーラム(SSF)

 ◇アジア都市建築研究会/世界住居集落研究会/保存修景計画研究会

 ◇日本建築学会 建築雑誌編集長(2002-2003

はじめに

 ・東南アジア研究の経緯 ・京都大学アジア都市建築研究会 ・世界建築史Ⅱ

 ・アジア都市研究 ・植民都市研究

アジアの都市型住居・・・・東南アジアの居住環境

Ⅰ.東南アジアの都市居住・・・都市カンポンの構成:スラバヤについて

   ○スラバヤの都市形成過程とその構造

   ○カンポンの構成

   ○カンポン住居の類型と変容プロセス

Ⅱ.東南アジアのハウジング・プロジェクト 

 ○東南アジア各国の住宅政策

   ○セルフヘルプによるハウジング   ○インフォーマル・グループの試み

   ○カンポン・ススン

Ⅲ.東南アジアの伝統的住居             

 ○地域の生態系と住居・集落

 ○東南アジアの住居の特質  木造住居    高床式住居    切妻転び破風の屋根形態    双系的親族原理  都市住居の伝統の希薄性    分棟形式

 ○住居とコスモロジー

Ⅳ.スラバヤ・エコハウス

●日本の住宅をめぐる問題点 論理の欠落ーーー豊かさ?のなかの貧困

   ◇集住の論理  住宅=町づくりの視点の欠如 建築と都市の分離

           型の不在 都市型住宅   家族関係の希薄化

   ◇歴史の論理  スクラップ・アンド・ビルドの論理

          スペキュレーションとメタボリズム価格の支配 住テクの論理

          社会資本としての住宅・建築・都市

   ◇多様性と画一性  異質なものの共存原理

           イメージの画一性 入母屋御殿 多様性の中の貧困 ポストモダンのデザイン

  感覚の豊かさと貧困  電脳台所

   ◇地域の論理 大都市圏と地方 エコロジー

   ◇自然と身体の論理:直接性の原理

          人工環境化 土 水 火 木    建てることの意味

   ◇生活の論理「家」の産業化 住機能の外化 住まいのホテル化 家事労働のサービス産業代替

       住宅問題の階層化  社会的弱者の住宅問題

●主要な論文     

  『インドネシアにおける居住環境の変容とその整備手法に関する研究』(学位請求論文 1991日本建築学会論文賞)

 [6]:カンポンの歴史的形成プロセスとその特質,日本建築学会計画系論文報告集,433,p85-93,1992.03

 [7]脇田祥尚,,牧紀男,青井哲人:デサ・バヤン(インドネシア・ロンボク島)における住居集落の空間構成,論文集,478,p61-68,1995.12

 [8],田中麻里(京都大学):バンコクにおける建設労働者のための仮設居住地の実態と環境整備のあり方に関する研究,論文集,483,p101-109,1996.05

 [9]脇田祥尚(島根女子短期大学),,牧紀男(京都大学),青井哲人(神戸芸術工科大学),山本直彦(京都大学):ロンボク島(インドネシア)におけるバリ族・ササック族の聖地,住居集落とオリエンテーション,論文集,489,p97-102,199611

[10],脇田祥尚(島根女子短期大学),牧紀男(京都大学),青井哲人(神戸芸術工科大学),山本直彦(京都大学):チャクラヌガラ(インドネシア・ロンボク島)の街区構成:チャクラヌガラの空間構成に関する研究 その1,論文集,491,p135-139,19971

[11],山本直彦(京都大学),黄蘭翔(台湾中央研究院),山根周(滋賀県立大学),荒仁(三菱総合研究所),渡辺菊真(京都大学):ジャイプルの街路体系と街区構成ーインド調査局作製の都市地図(1925-28)の分析その1,論文集,499,p113~119,19979

[12],山本直彦(京都大学),田中麻里(京都大学),脇田祥尚(島根女子短期大学):ルーマー・ススン・ソンボ(スラバヤ,インドネシア)の共用空間利用に関する考察,論文集,502,p87~93,199712

[13],脇田祥尚(島根女子短期大学),牧紀男(京都大学),青井哲人(神戸芸術工科大学),山本直彦(京都大学):チャクラヌガラ(インドネシア・ロンボク島)の祭祀組織と住民組織 チャクラヌガラの空間構成に関する研究その2,論文集,503,p151-156,19981

[14]山本直彦(京都大学),,脇田祥尚(島根女子短期大学),三井所隆史(京都大学):デサ・サングラ・アグン(インドネシア・マドゥラ島)における住居および集落の空間構成,論文集,504,p103-110,19982

[18]Mohan PANT(京都大学),:Spatial Structure of a Buddist Monastery Quater of the City of Patan, Kathmandu Valley,論文集,513,p183~189,199811

[19]山根周(滋賀県立大学),,荒仁(三菱総研),沼田典久(久米設計),長村英俊(INA):モハッラ,クーチャ,ガリ,カトラの空間構成ーラホール旧市街の都市構成に関する研究 その1,513,p227~234, 199811

[20]黒川賢一(竹中工務店),,モハン・パント(京都大学),横井健(国際技能振興財団):ハディガオン(カトマンズ,ネパール)の空間構成 聖なる施設の分布と祭祀,論文集,514,155-162p,199812

[22]竹内泰(三菱地所),:「京都の地蔵の配置に関する研究」,論文集,520,263-270p,19996

[23]韓三建(蔚山大学),:「日本植民統治期における韓国蔚山・旧邑城地区の土地利用の変化に関する研究」,520,219-226p,19996

[24]山根周(滋賀県立大学),,荒仁(三菱総研),沼田典久(久米設計),長村英俊(INA):ラホールにおける伝統的都市住居の構成:ラホール旧市街の都市構成に関する研究 その2,論文集,521,p219226 ,19997

[29]Mohan PANT(京都大学),:Social-Spatial Structure of the Jyapu Community Quarters of the City of Patan, Kathmandu Valley, カトマンドゥ盆地・パタンのジャプ居住地区:ドゥパトートルの社会空間構造 ,論文集,527, p177-184, 20001

[30]根上英志(京都大学),山根周,沼田典久,:マネク・チョウク地区(アーメダバード、グジャラート、インド)における都市住居の空間構成と街区構成,論文集,535, p75-82, 20009

[31]正岡みわ子(京都大学)),丹羽大介,:京都山鉾町における祇園祭と建築生産組織,論文集,535, p209-214, 20009

[32]トウイ(神戸大学),,重村力:乾隆京城全図にみる北京内城の街区構成と宅地分割に関する考察,論文集,536,p163-170, 200010

[33]闕銘宗(京都大学),:寺廟、神壇の組織形態と都市コミュニティ:台北市東門地区を事例として,論文集,537, 219-225,200011

[34]韓三建(蔚山大学),:日本植民統治期における韓国慶州・旧邑城地区の土地所有の変化に関する研究, 論文集,538,149-156p,200012

[35]山根周(滋賀県立大学),沼田典久,,根上英志:アーメダバード旧市街(グジャラート、インド)における街区空間の構成,論文集,538, p141-148, 200012

[37]Mohan PANT(京都大学),:Ancestral Shrine and the Structure of Kathmandu Valley Towns-The Case of Thimi, カトマンドゥ盆地の町ーティミの空間構成と霊廟に関する研究 ,論文集,540, p197-204, 2001530日年2

[39]渡辺菊眞(京都大学),:「鳥辺野」(京都阿弥陀ケ峰山麓)の空間的特質に関する考察 A Consideration on Spatial Quality of Toribeno Area (Mountainside of MtAmidagamine) in Kyoto,論文集,543, p187-194, 20015

[39]、脇田祥尚、渡辺菊眞、佐藤圭一、根上英志:チョウリンギー地区(カルカッタ、インド)の形成とその変容 Formation and Transformation of Chowringhee(Calcutta, India) ,論文集,548, p161-168, 200110

 

 

 

 

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