環境市民
サスティナブル・コミュニティ研究会(SC研)連続公開講座
本当に豊かな住まいとは・・・共に生きる・自由に生きる
アジアの都市と居住モデル
2002年1月15日
布野修司(京都大学)
はじめに
・建築計画→地域生活空間計画
・カンポン調査(東南アジアの都市と住居に関する研究)
・「イスラームの都市性」研究
・アジア都市建築研究
・植民都市研究
[1]布野修司:戦後建築論ノート,相模書房, ,1981年6月15日
[2]布野修司:スラムとウサギ小屋,青土社,1985年12月8日
[3]布野修司:住宅戦争,彰国社,1989年12月10日
[4]布野修司:カンポンの世界,パルコ出版,1991年7月25日
[5]布野修司:戦後建築の終焉,れんが書房新社,1995年8月30日
[6]布野修司:住まいの夢と夢の住まい・アジア住居論,朝日新聞社, 1997年10月25日
[7]布野修司:廃墟とバラック・・・建築のアジア,布野修司建築論集Ⅰ,彰国社,1998年5月10日
[8]布野修司:都市と劇場・・・都市計画という幻想,布野修司建築論集Ⅱ,彰国社,1998年6月10日
[9]布野修司:国家・様式・テクノロジー・・・建築のアジア,布野修司建築論集Ⅲ,彰国社,1998年7月10日
[10]布野修司:裸の建築家・・・タウンアーキテクト論序説、建築資料研究社,2000年3月10日
[2]布野修司:見知らぬ町の見知らぬ住まい,彰国社,編著,1990年
[4]布野修司:見える家と見えない家,叢書
文化の現在3,岩波書店,共著
[6]布野修司:日本の住宅
戦後50年, 彰国社,編著,1995年3月
[9]布野修司:日本の住居1985,戦後40年の軌跡とこれからの視座,建築文化,彰国社,共著,1985年
[29]布野修司:これからの中高層ハウジング,建設省住宅局,丸善,共著,1993年
[35]布野修司:講座 現代居住全5巻 第2巻 家族と住居,早川和男編,東京大学出版会,共著,1996年7月
[38]布野修司:21世紀の集合住宅・・・持続可能で豊かな社会をめざして,中高層ハウジング研究会,1998年3月
[1]布野修司:環境の空間的イメージーーーイメージマップと空間認識,M.W.ダウンズ ダビット. ステア共編 吉武泰水監訳,IMAGE AND
ENVIRONMENT---Cognitive Mapping and Spatial Behavior, edited by Roger M, Downs
& David Stea, Aldine Publishing Co. Chicago 1973,曽田忠広 林章 布野修司 岡房信共訳,鹿島出版会,共訳書,1976年
[2]布野修司:生きている住まいー東南アジア建築人類学(ロクサーナ・ウオータソン著 ,布野修司(監訳)+アジア都市建築研究会,The Living House: An Anthropology of Architecture in South-East
Asia,学芸出版社,監訳書,1997年3月
[3] 布野修司:植えつけられた都市--英国植民都市の形成、ロバート・ホーム著 ,布野修司+安藤正雄(監訳)+アジア都市建築研究会, Of Planting and Planning The Making of British Colonial Cities ,監訳書, 京都大学学術出版会、2001年7月
本当に豊かな住まいとは・・・共に生きる・自由に生きる
・・・これからの住まい:日本の課題
住まいと町づくりをめぐる基本的問題
●論理の欠落ーーー豊かさのなかの貧困
◇集住の論理 住宅=町づくりの視点の欠如
建築と都市の分離
型の不在 都市型住宅
家族関係の希薄化
◇歴史の論理 スクラップ・アンド・ビルドの論理
スペキュレーションとメタボリズム
価格の支配 住テクの論理
社会資本としての住宅・建築・都市
◇多様性と画一性 異質なものの共存原理
イメージの画一性 入母屋御殿
多様性の中の貧困 ポストモダンのデザイン
感覚の豊かさと貧困 電脳台所
◇地域の論理 大都市圏と地方
エコロジー
◇自然と身体の論理:直接性の原理
人口環境化 土 水 火 木
建てることの意味
◇生活の論理
「家」の産業化
住機能の外化 住まいのホテル化 家事労働のサービス産業代替
住宅問題の階層化 社会的弱者の住宅問題
アジアの都市と居住モデル
•Ⅰ.東南アジアの都市居住・・・都市カンポンの構成
:スラバヤについて
• ○スラバヤの都市形成過程とその構造
• ○カンポンの構成
• ○カンポン住居の類型と変容プロセス
•Ⅱ.東南アジアのハウジング・プロジェクト
• ○東南アジア各国の住宅政策
• ○セルフヘルプによるハウジング
• ○インフォーマル・グループの試み
• ○カンポン・ススン
•Ⅲ.スラバヤ・エコハウス
•Ⅳ.アジアの都市型住居
Ⅴ. 東南アジアの民家
21世紀の集合住宅
3つの供給基本モデル
?モデル設計の5つの柱
スケルトン分離
オープンシステム
居住者参加
都市型町並み形成
環境共生
?供給モデル
o型 one owner
a型 association
b型
bond
?スケルトンモデル
O型 柱列型 column
A型
壁体スケルトン wall
B型 地盤型スケルトン base
*(OAB)x(abc)
住居をめぐるいくつかのアクシス
所有形式(所有-無所有、定住-移住、恒久-仮設)
集合形式(独居-群居、男性-女性、複数家族ー核家族)
空間形式(有限-無限、限定-無限定、自由-不自由)
環境形式(場所-無場所、自然-人工、地下-空中)
技術形式(画一性-多様性、自己同一性-大衆性、地域性-普遍性)
象徴形式(生-死、コスモス-カオス、永遠ー瞬間)
地域生活空間計画研究フレーム
Ⅰ 居住空間システム
[8]布野修司,田中麻里(京都大学):バンコクにおける建設労働者のための仮設居住地の実態と環境整備のあり方に関する研究,日本建築学会計画系論文集,第483号,p101-109,1996.05
[17]田中麻里(群馬大学),布野修司,赤澤明,小林正美:トゥンソンホン計画住宅地(バンコク)におけるコアハウスの増改築プロセスに関する考察,日本建築学会計画系論文集,第512号,p93-99,1998年10月
◎ヴァナキュラー建築 住居の原型? 集合の基本形式
[7]脇田祥尚,布野修司,牧紀男,青井哲人:デサ・バヤン(インドネシア・ロンボク島)における住居集落の空間構成,日本建築学会計画系論文集,第478号,p61-68,1995.12
[9]脇田祥尚(島根女子短期大学),布野修司,牧紀男(京都大学),青井哲人(神戸芸術工科大学),山本直彦(京都大学):ロンボク島(インドネシア)におけるバリ族・ササック族の聖地,住居集落とオリエンテーション,日本建築学会計画系論文集,第489号,p97-102,1996年11月
[14]山本直彦(京都大学),布野修司,脇田祥尚(島根女子短期大学),三井所隆史(京都大学):デサ・サングラ・アグン(インドネシア・マドゥラ島)における住居および集落の空間構成,日本建築学会計画系論文集,第504号,p103-110,1998年2月
Ⅱ カンポン・ハウジング・システム
[1]布野修司,前田尚美,内田雄造:「インドネシアのスラムの居住対策と日本の経験との比較」 第三世界の居住環境とその整備手法に関する研究 その1,日本都市計画学会 学術研究論文集 19,1984年
[2]布野修司,前田尚美,内田雄造:「インドネシアのカンポンの実態とその変容過程の考察」 第三世界の居住環境とその整備手法に関する研究 その2,日本都市計画学会,学術研究論文集20,1985年
[6]布野修司:カンポンの歴史的形成プロセスとその特質,日本建築学会計画系論文報告集,第433号,p85-93,1992.03
・カンポン・インプルーブメント・プログラム(KIP)
・ルーマー・ススン
[12]布野修司,山本直彦(京都大学),田中麻里(京都大学),脇田祥尚(島根女子短期大学):ルーマー・ススン・ソンボ(スラバヤ,インドネシア)の共用空間利用に関する考察,日本建築学会計画系論文集,第502号,p87~93,1997年12月
・スラバヤ・エコハウス
Ⅲ 街区組織と都市型住居 Urban Tissues
グリッドThe Grid
コスモロジーCosmology
イスラームの都市原理 Hindu City & Islam City
棲み分けSegregation
街区組織と地域社会Block Pattern and Community Organization
Urban House Prototype
Cakranegara---Jaipur
Katumandu(Hadigaon, Patan,
Thimi) Lahore ---Ahmedabad---Delhi
Beijing--- Kyoto
Taipei
Ulsan--- Kyongju
[10]布野修司,脇田祥尚(島根女子短期大学),牧紀男(京都大学),青井哲人(神戸芸術工科大学),山本直彦(京都大学):チャクラヌガラ(インドネシア・ロンボク島)の街区構成:チャクラヌガラの空間構成に関する研究
その1,日本建築学会計画系論文集,第491号,p135-139,1997年1月
[11]布野修司,山本直彦(京都大学),黄蘭翔(台湾中央研究院),山根周(滋賀県立大学),荒仁(三菱総合研究所),渡辺菊真(京都大学):ジャイプルの街路体系と街区構成ーインド調査局作製の都市地図(1925-28年)の分析その1,日本建築学会計画系論文集,第499号,p113~119,1997年9月
[19]山根周(滋賀県立大学),布野修司,荒仁(三菱総研),沼田典久(久米設計),長村英俊(INA):モハッラ,クーチャ,ガリ,カトラの空間構成ーラホール旧市街の都市構成に関する研究 その1,第513号,p227~234,
1998年11月
[20]黒川賢一(竹中工務店),布野修司,モハン・パント(京都大学),横井健(国際技能振興財団):ハディガオン(カトマンズ,ネパール)の空間構成 聖なる施設の分布と祭祀,日本建築学会計画系論文集,第514号,155-162p,1998年12月
[22]竹内泰,布野修司:「京都の地蔵の配置に関する研究」,日本建築学会計画系論文集,第520号,263-270p,1999年6月
[23]韓三建,布野修司:「日本植民統治期における韓国蔚山・旧邑城地区の土地利用の変化に関する研究」,第520号,219-226p,1999年6月
[25]闕銘宗(京都大学),布野修司,田中禎彦(文化庁):新店市広興里の集落構成と寺廟の祭祀圏,日本建築学会計画系論文集,第521号,p175~181,1999年7月
[28]トウイ,布野修司:北京内城朝陽門地区の街区構成とその変化に関する研究,日本建築学会計画系論文集,第526号,p175-183,1999年12月
[29]Mohan PANT(京都大学),布野修司:Social-Spatial
Structure of the Jyapu Community Quarters of the City of Patan, Kathmandu
Valley, カトマンドゥ盆地・パタンのジャプ居住地区:ドゥパトートルの社会空間構造 ,日本建築学会計画系論文集,第527号,p177-184,2000年1月
[30]根上英志,山根周,沼田典久,布野修司:マネク・チョウク地区(アーメダバード、グジャラート、インド)における都市住居の空間構成と街区構成,日本建築学会計画系論文集,第535号,p ,2000年9月
[31]正岡みわ子,丹羽大介,布野修司:京都山鉾町における祇園祭と建築生産組織,日本建築学会計画系論文集,第535号,p ,2000年9月
[32]トウイ,布野修司,重村力:乾隆京城全図にみる北京内城の街区構成と宅地分割に関する考察,日本建築学会計画系論文集,第536号,p,2000年10月
Ⅳ 世界都市史研究
植民都市研究 All
cities are in a way colonial
Pretolia New Delhi Canberra
Munbai Chennnai Calcutta
田園都市計画
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