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2024年8月11日日曜日

インドネシア科学院(社会科学人文系)ワークショップ 「都市コミュニティの社会経済的問題:東南アジアの衛星都市(ニュータウン)の計画と開発」出席報告

 199606230630:インドネシア Jakarta:インドネシア科学院LIPI都市コミュニティの社会経済的問題 東南アジアの衛星都市(ニュータウン)の計画と開発:布野修司 P.Nas(ライデン大学)

 

インドネシア科学院(社会科学人文系)ワークショップ

「都市コミュニティの社会経済的問題:東南アジアの衛星都市(ニュータウン)の計画と開発」出席報告

布野修司

 

REPORT ON WORKSHOP :SOCIAL AND ECONOMIC ISSUES IN URBAN COMMUNITIES:PLANNING ANDDEVELOPMENT OF SATELLITE TOWN(NEW TOWNS) IN SOUTHEAST ASIA(25-27 JUNE 1996): INDONESIAN INSTITUTE OF SCIENCES:THE SOCIAL SCIENCES AND HUMANITIES:PROGRAM OF SOUTHEAST ASIAN STUDIES

SHUJI FUNO

 

 1996年6月23日~30日、上記国際会議に出席のため、インドネシア科学院(LIPI)を訪問し、THE SELF-CONTAINED URBAN COMMUNITIES BASED ON THE ECOLOGICAL BALANCE IN THE REGIONというPAPERを発表するとともに、今後の研究計画等について意見交換を行った。その概要は以下の通りである。

 

Ⅰ ワークショップの評価

 

 1 東南アジア都市研究にとって、インドネシアLIPIがワークショップを開催した意義は大きいと思う。これまでのインドネシア都市研究は、専ら、オランダにおいて展開されてきた。その中心人物が今回参加のDR.NASである。その成果は、"THE INDONESIAN CITY STUDIES IN URBAN DEVELOPMENT AND PLANNING", FORIS PUBLICATIONS DORDRECHT-HOLLAND/CINNAMINSON/U.S.A. ,1986 および、ISSUES IN URBAN DEVELOPMENT CASE STUDIES FROM INDONESIA,Edited by Peter J.M.Nas,Research school CNWS, Leiden The Netherlands, 1995に示されている。それを越える新たな研究が展開できるかどうかが、今後のLIPIへの期待である。

 

  2 日本の東南アジア都市研究は、今回のように政策提言、実践的都市計画をも射程に入れた分野については、極めて不十分であると思っていたが、今回、LIPIを中心とする展開に大きな可能性があると思われた。

 

 3 今回招致のメンバーは、DR.NASおよびDJOKO SUJARTO(バンドン工科大学)以外知らなかったのであるが、LIPIのネットワークのなかで、それなりのメンバーが集められたように思えた(布野を除いて)。少なくとも、参加者のインフォーマルな議論の上では、ある共通の土俵が確認できた(義務的に参加して、熱意がないという参加者はいなかった)。

 

 4 プログラムについては手探りの面が多かったけれど、運営に違和感はなかった。一般のオーディアンス(大半はLIPI研究者)の積極性には正直驚いた。議論の水準は低くない。というより、布野の力量不足を痛感させられる場面が多かった。

 

 5 二度のフィールド・トリップ、タウフィク・アブドゥラ邸でのフェアウエル・パーティなど充分なもてなしに感謝することのみ多く、少なくとも個人ベース(二者関係)では参加者の間に強力なネットワークが形成されたと思う。

 

 

Ⅱ LIPIの東南アジアプログラムについて

 

 1 都市研究の分野に関して、強力に研究を展開して欲しい。LIPIがひとつのセンターであるべきだと思う。

 

 2 しかし、研究はインドネシアに関して集中すべきである、というフレームがインドネシアにあることが了解された。そのフレームをまず、東南アジアに拡大するために、LIPIに対する外部の援助が必要であるように思われた。JPのみならず、京大東南アジア研究センター、文部省、建設省など、様々な機関でサポートできる可能性があるように思った。

 

 3 LIPI内部の問題は不明である。都市研究分野では、工学系分野との関係が深く、今回の東南アジア都市研究グループがエンジニア部門とどういう関係をもっているのか、判断しかねた。しかし、先のDJOKO SUJARTO氏や、DR. SUWATTANA THADANITI氏の参加をみると(布野の専門分野に対応する研究者が選ばれている)、その人選はそう偏っているとは思えなかった。

 

 4 LIPIの研究費の獲得戦略上の日本、JP、トヨタ財団等々の位置づけは、結局、よく理解できなかった。

 

 5 個人的にはあらゆるネットワークを通じてLIPIの活動を支援できればと思った。

 

 

Ⅲ 国際交流基金ジャカルタ日本文化センターの活動について

 

 1 アシアセンターの活動について全く認識しておらず、その活動の意義にまず、眼を開かされた。

 

 2 文化交流(?)のみに限定されるのではなく、今回のようなワークショップへの援助は、極めて意義深く、大いに期待したい(今回のモデルニスモ・アジア展はカタログだけで見ていません。昨年のアジア演劇祭BESETO演劇祭には、シンポジウム(グローブ座)にパネラーとして参加したことを思いだしました)。

 

 3 都市研究、特にニュータウンをテーマにする場合、日本の開発援助との関係が問題になる。もっと有機的に連携をとれないか、と率直に思う。正直に言って、額が違う。日本でも同じであるが、同じ支援、援助をしていても、お互いに連絡がなく、その趣旨が食い違っているとすれば、混乱を引き起こすことがある。全く同じ時期に、インドネシア大学で「持続可能な都市開発」に関する大きなシンポジウム(オーストラリアが強力支援:メルボルン大学との大学間交流)が開かれたことは、日本から住宅省に派遣されているエキスパートからの情報で知った。今回UIからの参加者がなかったのは、このシンポジウムのせいかもしれない。

 

 

Ⅳ 東南アジア都市研究の展開について

 

 1 先進諸国(宗主国)でなく是非LIPIがセンターになって欲しい。

 

 2 日本人研究者の都市研究成果を以下のマトリックスによって整理した上で、プログラムを立てたい。

   布野は、都市コミュニティレヴェルのインテンシブな調査を基にした比較研究に興味がある(◎)。

       DR.NASは、ジャカルタに集中したい、広げる意思はないとのこと(●)。フランスのグループは、ハノイ、プノンペンなどに蓄積がある(○)。但し、ニュータウンの経験はない。

   バンコク、マニラ、シンガポールについては、今回の参加者が既にカヴァーしつつある。それに、布野(J.シラス)のネットワークを加えることができる。

 

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CITIES(CAPITALS)JAK  MAN  BANG  KUALA SINGA HANOI PENON YANGON :GLOBAL

────────┼───────────────────────────

STATE-LEVEL    │ ●                              

              

CITY AS A WHOLE│ ●                              

              

NEW TOWNS      │ ●                          ×     ×     ×

              

URBAN COMMUNITY│●◎                         

NEIGHBOURHOOD 

UNITS         

              

DWELLING UNITS │ ●                              

HOUSE-LEVEL   

────────┴───────────────────────────

 

Ⅴ 日程概要

 

●6月23日 GA783関空(13:05)→デンパサール(18:20)→ジャカルタ(20:45) DR. HENNY WARSILAH WIDODO女史(ワークショップ事務局スタッフ)他、PROGRAM OF SOUTHEAST ASIAN STUDIESのスタッフ二人、運転手の4人に出迎えられる。宿舎、KEBAYORAN INNに到着(22:00過)。オランダ・ライデン大学 DR. P.J.M. NAS(ワークショップ参加者 インドネシア都市研究の第一人者 今回の外国人参加者の内唯一名前を知っていた学者 "THE INDONESIAN CITY STUDIES IN URBAN DEVELOPMENT AND PLANNING", FORIS PUBLICATIONS DORDRECHT-HOLLAND/CINNAMINSON/U.S.A. ,1986の編者)に会って挨拶。国際交流基金ジャカルタ日本文化センター高畑律子氏と電話連絡。

 

●6月24日 9:30 国際交流基金ジャカルタ日本文化センター、西田郁夫所長と会見。ジャパン・ファンデーションの活動、および今回のワークショップのバックグラウンドについて説明を受ける。

 

 11:0013:30 LIPIにて、ワークショップ打ち合わせ。RUSYDI SYAHRA, PhD.(SENIOR RESEACHER)(ワークショップ事務局長 東南アジア研究グループ)、LIPI副所長、HENNYJOKO SUKAMTO(都市プランナー DP3KK クマヨラン・ニュー・タウン開発局 二日目のエクスカーションのスケジュール調整)、布野、高畑:LIPIにて昼食(パダン弁当)。

 

 14:0019:00 布野 プレゼンテーションの準備 

 

 19:00 西田、高畑、稲見(国際交流基金ジャカルタ日本文化センター:ロンボク・マタラム大学に留学経験あり。布野研究室のロンボク調査について情報交換)、布野会食

 

●6月25日 ワークショップ第Ⅰ日

  8:30- 9:00 REGISTRATION ホテル・ロビーにて参加者顔合わせ。DR. NAS教授より、新刊”ISSUES IN URBAN DEVELOPMENT CASE STUDIES FROM INDONESIA,Edited by Peter J.M.Nas,Research school CNWS, Leiden The Netherlands, 1995を頂く。1986年の前著と合わせて日本で翻訳したらどうか、と思う。

 

  9:30-10:15 OPENING CEREMONY 挨拶

              DR. H.SOFJAN TSAURILIPI所長)

       IR. AKBAR TANJUNG(住宅大臣)ーーー前日は、「持続可能な都市開発に関するシンポジウム」(24日ー25日)(於:インドネシア大学)に出席:メルボルン大学とインドネシア大学の共同研究をオーストラリア政府が援助:情報収集の要。

 

 10:3011:15 基調講演 "URBAN DEVELOPMENT STRATEGY FOR DEVELOPING COUNTRIES" IR. HINDRO T. SOEMADJAN(クマヨラン・ニュー・タウン開発局局長 建築家 二日目のサイト・ヴィジットでも説明を聞く。二日目のパーティーのホスト)

  ・・・発展途上国の都市問題を概観した後、インドネシアの都市開発計画の歴史と現況を紹介

 

  11:15-13:00 SESSION I

        SOCIAL-ECONOMIC PROBLEMS IN URBAN COMMUNITY

        CHAIR: DR. RALDI HENDRO KOESTOER

 

    1 DR. P.J.M. NAS(オランダ社会科学部 社会文化研究所), "TOWARDS SUSTAINNABLE CITIES:URBAN COMMUNITY AND ENVIRONMENT IN THE THIRD WORLD"

 ・・・アーバン・ファンダメンタルズ、環境基盤、持続可能性、都市貧困、環境容量、都市メタボリズム、都市緑化、大気汚染、水質汚染、廃棄物問題、都市環境管理等をめぐる総括論文。ワークショップ全体のリーダー。

      DR. ESTER DELA CRUZ女史(フィリピン大学社会学部), "URBAN PLANNING IN THE PHILIPPINES"

 ・・・ペーパーの準備無し。フィリピンの都市開発の概況を述べる。

      DR. SUWATTANA THADANITI女史(チュラロンコン大学建築学部都市地域計画 メルボルン大学修士 クラコウ技術大学博士), "URBAN PROBLEMS OF BANGKOK AND DEVEROPMENT OF NEW TOWNS"

 ・・・バンコクの都市問題とニュータウン開発について丁寧に紹介

 

 14:00-17:00  SESSION Ⅱ

               URBAN CULTURE IN NEW TOWNS

               CHAIR: DR. A.M. SHOHIBUL HIKAM

 

    1 DR. IRWAN ABDULLAH(ガジャマダ大学人口研究センター アムステルダム大学博士 都市人類学), "URBAN SPACE, CONSUMER CULTURE, AND THE PRODUCTION OF LOCALITY"

 ・・・インドネシア気鋭(三〇代前半?)の都市人類学者。ジャカルタの新しい都市消費文化の分析を試みる。

  2 MS. YULIANTI PARANI(画家), "THE ARTS IN JAKARTA URBAN DEVELOPMENT"

 ・・・ジャカルタにおける美術運動の流れを紹介。

    3 DR. TREVOR HOGAN(ラ・トロウブ大学 社会学・人類学科 社会思想史), "MISPLACED PLANS:FROM GARDEN CITIES TO NEW TOWNS IN BRITAIN AND ITS ANTIPODES IN MODERNITY"

 ・・・1957年生まれの理論家。ニュータウンの思想とその系譜を総括。残念ながら時間足らず。アブストラクトのみ。ワークショップ参加者のなかで理論的中心。

 

   18:0021:00 会食・情報交換(NAS HOGAN VICTOR IRWAN FUNO ブロックM)

 

 

●6月26日 ワークショップ第Ⅱ日

 

    9:3011:15 SESSION Ⅲ

        CITTY PLANNING IN SOUTHEAST ASIA

                CHAIR: DR. CHARLES GOLDBLUM

 

    1 DR. SHUJI FUNO(京都大学 地域生活空間計画), "THE SELF-CONTAINED URBAN COMMUNITIES BASED ON THE ECOLOGICAL BALANCE IN THE REGION"

 ・・・阪神淡路大震災の教訓、日本のニュータウンの総括をもとに、東南アジアのリセツルメント計画、および都市コミュニティのモデルとしてのカンポンの特質について論ずる。

 

  2  PROFESSOR DJOKO SUJARTO(バンドン工科大学 都市計画 以前から知り合いの研究者), "PROBLEMS AND PROSPECTS OF INDONESIAN NEW TOWN DEVELOPMENT"

 ・・・インドネシアのニュータウン開発の歴史を丁寧に総括。

 

  11:1513:00 CHAIR: PROFESSOR DJOKO SUJARTO

 

    1 VICTOR SAVAGE(国立シンガポール大学 東南アジア研究計画部長 美術・社会科学部副部長), Ph. D,"PLANNING AND DEVELOPMENT OF NEW TOWNS:COMMENTARY ON NEW TOWNS IN SINGAPORE"

 ・・・シンガポールの都市開発についてユーモアを交えて詳説。時間をはるかにオーバーする大演説。ワークショップ参加者NO.1のエンターテイナー

  2  DR. CHARLES GOLDBLUM(パリ第八大学 都市理論研究室 HENNYの先生),"URBAN GOVERNANCE OF SINGAPORE: A PLANNING MODEL FOR OTHER SOUTHEAST ASIAN CITIES?"

 ・・・VICTOR SAVAGE の大演説を補足。

  3  DR. AGUSBUDI PURNOMO(トリサクティ大学 研究所 環境計画 新潟大学博士(樋口忠彦:ランドスケープ・デザイン)),"EDUCATION AND PLANNING IN THE FACE OF POLITICAL POWER" 

 ・・・計画プロセスと政治力学について計画理論の必要性を展開。

 

  14:00 LIPI発→KOTA BARU BANDAR KEMAYORAN(DP3KK)

 

  14:4015:30 IR. HINDRO T. SOEMADJAN(クマヨラン・ニュー・タウン開発局局長) スライド説明 

  LIPI(RUSYDI, HENNY ETC)による”NEW TOWN AND COMMUNITY EMPOWERMENT: THE CASE OF KEMAYORAN, JAKARTA”配布。好レポート。 

 

    15:30-18:00  FIELD TRIP I

 ・・・カンポン居住者をリプレイスしないでローコスト住宅を供給した地区に参加者一同興味を持つ。布野は二度目の見学であったけれど、思った以上に活発に空間が使われているのに感激。

 

    18:0019:30 パーティー

 ・・・カンポンの子どもたちの民族舞踊に盛り上がる。

    VICTOR プロ級のカラオケの腕前披露。全員、ダンドゥットのリズムに合わせて踊(らされ)る。最高のもてなしに、参加者一同打ち解ける。

  21:00 ホテル着

 

●6月27日 ワークショップ第Ⅲ日

 

   8:30 ホテル発→LIPI

    9:3014:00  FIELD TRIP II

                 LIPPO CIKARANG-BEKASI

 ・・・ジャカルタ東近郊の郊外型ニュータウン視察。LIPPO BANK グループはいくつかニュータウン開発を手がけつつある。

    住友商事と韓国・現代の投資:両国の工場が立ち並ぶ。「これは日本のサテライトタウンか」という野次が布野に向かって飛ぶ。

 

   14:0014:30  LUNCH

 

    14:30-17:00  総括討論

 ・・・会議の印象、今後の研究計画について意見を述べる。研究フォーマット、研究方法、主要テーマなどについて議論。

  ・ニュータウンの分類、タイポロジーが必要ではないか(HOGAN

   民間開発のものと政府主導のものとはわけるべきではないのか(CHARLES

    ・他のアセアンの首都、ハノイ、ヤンゴン、プノンペンも含めるべきではないか(VICTOR FUNO

  ・各都市について、都市全体レヴェル、ニュータウンレヴェル、コミュニティ・レヴェル、住宅レヴェルを分けて作業する必要があるのではないか。

  ・様々なアプローチをとり(EMPIRICAL THEORETICAL ETHICAL)、議論を深める(HOGAN

  ・テーマ:

   土地取得のプロセスとインパクト、国家と民間の役割、

   都市管理の利害対立  都市形態と都市イメージ

   都市理論 都市象徴と政治空間

   ・・・・・・・・・・・・ 

 

 閉会挨拶 DR. HILMAN ADIL(HEAD OF PMB-LIPI) 

 □高畑さんJPを代表して挨拶

 

    19:00-21:00  DINNER AT PROFESSOR TAUFIK ABDULLAH RESIDENCE

                 タウフィック邸でパーティー  布野、高畑

 ・・・色々な出し物も出て盛り上がる。VICTOR活躍

 

    22:00-       FAREWELL PARTY (NAS CHARLES VICTOR HOGAN IRWAN FUNO)

 

●6月28日 ワークショップ参加者帰国

  

   9:00-10:00  LIPI 図書室閲覧コピー

    10:0012:00 LIPIとJPとの今後の打ち合わせ 

         PROFESSOR TAUFIK ABDULLAHRUSYDI SYAHRA, PhD.DR., HENNY WARSILAH WIDODO他 東南アジア研究スタッフ計7人 布野 高畑

 

・・・布野は、個人的な感想をのべ、29日深夜参加者同士で話し合ったことをも踏まえて研究の展開方向について以下のメモを用いて意見をいう。また、個人で思いつく範囲のアドヴァイスを行う。

 

MAJOR ISSUES

 

  1  CITY FORM AND POLITICAL ECONOMICAL AND SOCIAL STRUCTURE

  2  SPACE PRODUCTION SYSTEM --- MECHANISM SPACE ALLOCATION

  3  URBAN FORM IMAGINED AND REALITIES

     PROCESS OF REALIZATION OF IDEAS OF NEW TOWN

     PROCESS OF LOCALIZATION OF NT PHILOSOPHY

  4  THE PHASES OF SEGREGATION

  5

  6

 

LIST OF WORKS ON THE PREMISE OF THE STUDY

 

 1   GENERAL DISCRIPTION

      WHAT IS NEW TOWN? IN THE ERA OF GLOBALIZATION

      HISTORY OF NT(IDEAL CITY)

      FROM GARDEN CITY TO NT IN THE THIRD WORLD

 2   CLASSIFICATION OF CITIES

     TYPOLOGY OF NT

 3   REVIEW OF URBAN PLANNING THEORY

 4   LITERATURAL STUDY...COLLECTION OF HISTORICAL MATERIALS

 5   FRAMEWORK OF URBAN DEVELOPMENT

      URBAN PLANNING POLICIES

      URBAN PLANNING ORGANIZATION

 6

    

 

TARGET AREA FOR STUDY

  WHO CAN COVER?  WHAT AREA IS EACH RESEACHER INTERESTED IN?

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CITIES(CAPITALS)JAK  MAN  BANG  KUALA SINGA HANOI PENON YANGON :GLOBAL

────────┼───────────────────────────

STATE-LEVEL   

              

CITY AS A WHOLE

              

NEW TOWNS                                   ×     ×     ×

              

URBAN COMMUNITY

NEIGHBOURHOOD 

UNITS         

              

DWELLING UNITS

HOUSE-LEVEL   

────────┴───────────────────────────

 DR. NAS INSISTS AT LEAST TWO RESEARCHERS(ONE IS FOREIGNER) COVER ONE CITY ON ALL LEVELS.

 DR. IRWAN SAYS FOUR RESEARCHER PER ONE CITY WHO STUDY EACH LEVEL ARE NEEDED.

 

  13:0014:00 JFにて西田所長へ報告・挨拶

 

  18:30- JICA EXPERT 金谷(旧知 5月着任)、北村(大学後輩)両氏(住宅省派遣 MENPERA)と会食・情報交換 布野 高畑  

 

 

●6月29日 バンテン視察  布野 高畑

 ・・・J.シラス教授(スラバヤ工科大学)より”KAMPUNG SURABAYA”郵送入手(この間、計三度の電話を頂いた)

 

  11:00 ホテル発

 

 13:00 DRS. HALWANY宅で沢山の資料を頂く(バドゥイ調査の可能性が開けて大収穫)

  13:0017:00 バンテン遺跡 美術館 モスク 要塞等視察。HAWANY先生の息子さんに案内していただく。

 

  20:30 スカルノ・ハッタ空港

 

  20:40CENKARENGDENPASAR3:30)→

 

関空着 6月30日 10:15

 

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