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2023年7月29日土曜日

曽田さんへの手紙

 曽田 忠宏 様

 前略

  応答が遅れました。事情は以下。何か運命的なものを感じました。

  抗癌治療を始められたとのこと、びっくりしましたが、実は、当方も、6月に大腸癌が発覚、73日に抗癌治療を開始し、724日に2回目の点滴をしたところでした。 

きっかけは近所のかかりつけの医者に貧血気味だ、一度検査をしたほうがいいと言われて、東京都多摩総合医療センター隣接のがん検診センター(西国分寺駅からバス5分。自宅から歩こうと思えば歩いて行けます)で胃と大腸の内視鏡検査を受けたのですが、直腸とS字結腸に2箇所癌が見つかった次第です。

616日のCTスキャンの結果、幸い、肺、肝臓などに転移はなく、とりあえず、抗癌治療を3ヶ月4クール続けたうえで、手術(10月頃?)、さらに3ヶ月の抗癌治療ということです。

XELOX療法(あるいはCAPOX療法))というのですが同じでしょうか?

7月3日は、初回ということで一泊しましたが、以降、3週間に一度点滴(オキサリプラチンDNA増殖抑制)+2週間の服薬(ゼローダ(カベシタピン)細胞増殖抑制)(1週間休み)ということで、7月24日に2回目の点滴を受けた次第です。

 

点滴後、冷えた缶、ビン、コップ・・・を持つとビリビリと感電したような痛さ?が走ります。それと飲むと口の中がぴりぴりします。びっくりしたのですが、同じですか?

末梢神経症状といってほぼ全員に起こる副作用で2日から数日で収まると書いてありましたが、その通り、数日で治まり、幸い、その他の副作用はいっさいありませんでした。今、2回目の点滴で、多少ビリビリが残っているのですが、ほぼ治まりました。

 親父が丁度同じ年で胃癌を切除したのですが、まあ、その歳になったんだなあ、まあじたばたしても始まらない、というのが心境です。この6月にお袋の三回忌を終え(625日)、松江の実家の処分も開始しました。死に向かって生きることがはっきり意識されたことで、むしろ、仕事がはかどるような気もしています。

医者に酒はダメなんでしょうね?と聞いたら、ぐびぐび飲まなきゃ問題ないよ!というので、飲み会にも出かけて普通に飲んでいます。全く以前と変わらない調子なので、うちのカミさんも、本当は心配してくれているんでしょうが、変わらない応対です。月末から半月、死んだ娘の孫二人が来ます。数少なくなる機会を楽しく過ごそうと思っています。 

 

ということで、全く一方的に、当方の状況を綴ることになりました。

 

肝臓癌であればわかりますが(近所に昨年切除して全く元気な同い年の一橋大名誉教授がいます)神経内分泌性腫瘍というのがわかりません。抗癌治療で癌が縮小・消滅する場合もあると当方の主治医も言っていました。抗癌治療が功を奏することを祈っています。                              

早々

2023728

 

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